未来を見据えて、研究職専門オフィスを新設
2020.4.7 オフィスのトレンド
〜〜研究者の能力が最大限に発揮できる場を〜〜
世は、VUCAの時代と言われています。
VUCA とはV=Volatility(変動性)、U=Uncertainty(不確実性)、
C=Complexity(複雑性)、A=Ambiguity(不透明性)の頭文字からなる言葉です。
確かに、いままで通りのやり方ではうまくいかないことが増え、決断も難しくなっています。
けれども、経営者が素早く適切な判断を下し、未来に向けてチャレンジしている企業は
まぶしく感じますし、また、その姿勢が励みになります。
そこで今回は、新規事業の立ち上げにあたり、
研究職専門オフィスを新設した企業の事例をお伝えします。
こちらの企業では、それまで研究者が別々の拠点にいて、
情報共有がうまくできなかったため、1か所に集めて交流を活性化させ、
研究開発を加速させるという狙いがありました。
とは言え、研究者が従来のオフィスを離れて、普段、顔を合わせるメンバーも
変わってしまうとなると相当のストレスがかかります。
新しい環境と人間関係に慣れるのには時間がかかるでしょうし、
高いパフォーマンスもすぐには発揮できないと考え、
従来の島型・固定席をやめてフリーアドレスに。
これで、ひとりひとりが好きな場所を選択して仕事ができるようになりました。
オフィス家具も最新のものを導入し、チェアは、座る人の身体の動きに追随し、
揺られてアイデアが浮かんだり、座りながら身体を動かしたりできる
コクヨの「ing」など、さまざまなタイプを用意。
パーティションで仕切られた集中ブース、上下昇降デスクも取り入れました。
研究職は個人作業が中心ではありますが、オフィス新設後は交流が生まれやすくなりました。
また、古い印象のオフィスから最新オフィスへ一気にバージョンアップしたことが、
新規事業の重要性を研究者ひとりひとりに伝えることになったと思います。
今後は優秀な若手人材の獲得にもつながることも期待できるでしょう。
今回のオフィス新設では、当社で空間デザインから、新規什器の選定・手配、電気工事や移転作業などを一括で行ったことで、スムーズな進行管理ができ、コストメリットも生じ、お客様にも満足していただけたようです。
挑戦する企業のオフィス新設・移転のお手伝いをするたび、
私共も刺激を受けて、ビジネスのヒントをたくさんいただいています。
そういった蓄積を、今後も皆さまへと還元していきますので、ぜひご用命ください。