株式会社ユニフルーティージャパン- デザイン事例|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

株式会社ユニフルーティージャパン

工場事務所を最新のオフィスへ刷新。気分が高まるフレッシュな空間へ。

株式会社ユニフルーティージャパン

工場事務所を最新のオフィスへ刷新。気分が高まるフレッシュな空間へ。

  • ~50坪
  • 生産性向上
  • エンゲージメント
  • フリアド/ABW
  • 卸売・小売業

株式会社ユニフルーティージャパン様(以下、同社)は、「ハートフルーティー おいしいを、うれしいに。」を理念に掲げ、果物を栽培から輸送、加工、流通まで自社にて一気通貫で世界の消費国に輸出し続けているグローバルカンパニーです。緑色のバナナを黄色に色づける温度調整機能のある倉庫を日本のバナナ業界で唯一保有していることから、世界各国から工場視察依頼が来るなど注目を集めています。

この度、初めてリリカラがオフィス構築のパートナーとなり、果物加工場が併設された工場事務所を最新のオフィスにリニューアル。

本プロジェクトをリードした東日本加工場工場長の西銘様・総務の赤間様、また従業員の清水様、橋本様にリニューアルプロジェクトについてお話を伺いました。今回は、弊社リリカラ営業の丸山とデザイナーの竹内もインタビューには同席するグループトーク形式でご紹介します。

背景・課題

フリーアドレスを導入して、オフィスの稼働効率を高めたい

工場からのホコリや汚れが気にならない清潔なオフィスにしたい

最新のオフィストレンドを取り入れて、工場事務所のイメージを刷新した

解決策

限られた空間の中に、5種類の席を用意することで自由な働き方を叶えた

フラットで掃除がしやすいフロアタイルを採用し、清潔さをキープ

家具メーカーのショールームを見学し、採用する家具のイメージを共有しながら最新トレンドを取り入れた

工場事務所リニューアルの経緯

―事務所リニューアルに至った経緯を教えてください

(西銘様)
本社はフリーアドレスを導入しており、関西の拠点もリニューアルされた一方でこの事務所は設立から20年が経ち、当初の面影が残ったまま。他の拠点のように最新のオフィストレンドを取り入れた事務所にしたいと考えていました。

また以前の事務所には2つの課題がありました。1つは会議室がなく、会議や来客に対応できるスペースがなかったこと。もう1つは「清潔さ」。この事務所は工場から直接出入するのですが、床がカーペットだったため汚れが付くと取りづらく、ホコリが舞ってしまうという問題がありました。そのため今回、カーペットから塩ビタイルに変更。フラットなタイルに変更することで、掃除ロボットの導入も可能に。今走行計画を練っているところです。

 

―社員にアンケートを行うなど、事前に準備したことはありますか?

(西銘様)
一昨年にリニューアルをした西日本加工場に影響を受けて固定席を無くしたかったため、アンケートはあえて取っていません。個々の要望が強いメンバーなので、アンケートをすると「自分の席がほしい」という意見が出て収集がつかなくなると思い、今回は全て私が「こういう風にします」と決めました。

 

―社内でフリーアドレスに対する反発はありませんでしたか?

写真:左から工場長の西銘様、従業員の清水様、橋本様、総務担当の赤間様。

(西銘様)
みんなブツブツ言っていたけど、それ以上は言わせないようにしました(笑)

(清水様)
西銘の言葉は絶対なので、西銘がやると言えばそれに従います(笑)
私物がたくさんあったので整理するのが大変でしたが、整理してしまえば不便さはありませんでした。

 

―弊社を知っていただいたきっかけを教えてください

(営業:丸山)
私が所属している営業開発課は、日頃お取引のない会社様に対して営業活動を行っている部隊です。その活動の中で、赤間様にご挨拶の機会をいただいたのが最初のきっかけです。そのタイミングで丁度東日本加工場のオフィスリニューアルを検討されており、ご相談を頂くことが出来ました。

(赤間様)
新しいデザインを取り入れている会社さんだなという印象がありました。リリカラさん含めて3社様に提案を依頼しました。本社オフィスを手掛けて頂いた会社様にもお声掛けも致しましたが今回は本社とは違った時代に合う斬新なデザインを求めておりましたので、その点においてリリカラさんが優れていた様に感じました。もちろんHPも確認しましたし、この前出展されたEXPOの展示ブースにも足を運びました。3社のデザイン資料を比較すると、他社様に比べリリカラさんは平面図やデザイン資料等のご提案が立体的な表現もあり、非常にイメージしやすかったです。 そこで皆なんとなくリリカラさんにお願いしたいと感じたと思います。

(西銘様)
3社と様々な話をして、各社の良いところをそれぞれピックアップしました。リリカラさんはデザインと、親身に相談に乗ってくれた点。「会議室を一つにしたい」「コミュニケーションが取りやすいようにしてほしい」「仕切りを付けてほしい」など細かな要求にも耳を傾けてくれました。赤間とも「一番親身なのはリリカラさんだね」と意見が一致。丸山さんだったからお願いしました。安心してお任せでき感謝しかないです。

(営業:丸山)
ありがとうございます!

 

ライブオフィス見学によりイメージが具体化

―デザインのコンセプトを教えてください

(設計:竹内)
果物を取り扱う会社様なので、「自然」をイメージしてデザインしました。オフィスにはアースカラーや木目、水をイメージした水色、そしてバナナのイエローなど、様々な色を取り入れましたが、自然に馴染むようにまとめました。

(西銘様)
事務所に「自然」というイメージがなかったので、最初に見たときは新鮮で「すごいなこれ」って思いました。このイメージに影響を受けて、自社商品PRの為に果物サンプルを飾るエリアをエントランスに新設しました。工場見学には海外からもお客様が訪れるので、タブレットを使用して動画を流せるようにするなど、まだまだ改良していこうと思っています。

 

―どのようにデザインを詰めていきましたか?

(営業:丸山)
様々なご要望をお聞きし、内装材や家具のサンプル等を確認頂きながらデザインを決めていきました。

(赤間様)
私たちにデザインの知識がなかったので、ショールームとライブオフィス見学のご案内もして頂きましたね。見学 のご提案をいただいたのもリリカラさんだけでした。

(営業:丸山)
デザイン検討中に、一旦お話がストップした期間がありました。我々がご提案していた メイン家具メーカーがコクヨだったので、その時に「よろしければコクヨのライブオフィスとショールームを観に行きませんか?」とお誘いしました。

(西銘様)
そうそう。その経験が一番大きかったかもしれないですね。私たちも最初はどういう風になるのかイメージが湧かなかったのですが、ツアーで具体的なデザインを見ることでイメージがだいぶ繋がりました。「これが欲しい!」と思える机やイスがピンポイントで出てきたり、「そういえばオフィス見学でこんなものがあったよね」と特定の製品を思い出すこともありました。

カタログと実物ではイメージが異なることもありますよね。実際に触れてみることで不安が解消され、自分が求めるイメージが明確になってきました。最初は何を選べばいいのかわからないこともありますが、実際に見て触れる機会があると自分に合った選択ができるようになります。ツアーを提案できるのはリリカラさんの強みだと思います。それによってイメージが広がり、自分にピッタリの選択ができるようになりました。

 

(赤間様)
オフィス見学を経験して初めて、今のオフィスの流行を感じ取ることができました。それまではご提案に対して「こんなものがあるなら弊社にも導入してみよう」と、ただ一方的に受け取るだけでした。しかし、見学で実際にショールームを見たときに、私たち自身から「これを会社に取り入れたい」という提案ができるようになりました。

(営業;丸山)
ライブオフィスやショールームを実際に見ていただかないと、家具を入れた際に想像と違った結果になることがよくあります。

(西銘様)
見ていなかったら衝突が起きたかもしれないですよね。

 

工場事務所ならではの工事スケジュール


写真:事務所と同じビルにある果物加工工場。

―工事期間は2週間でしたが、その間皆さんはどのように働いていらっしゃいましたか?

(西銘様)
本来なら1か月かかる工事を、半分の2週間に短縮してもらいました。他社なら土日休みや夜間を使って作業ができると思いますが、弊社は365日稼働しているのでどうしても調整が利かず、無理を言って短期間でお願いしました。
機材や資材を搬入する際に、エレベーターを使う必要がありましたが、そのエレベーターも日々稼働しているので時間調整やトラックを積み込む場所など、その辺の調整が大変でした。休みの日があれば簡単に作業ができたと思いますが……。我々も2週間と無理を言っているので、一部強制的に現場を止めながら調整しましたね。

(営業:丸山)
2週間丸々空けていただいたので、非常に助かりました。

ユニフルーティー様の業務は止められないため、事前に「どのくらいの期間があれば別場所でも業務ができるのか?」とか「場所を移動して業務をして頂くうえでの問題点がないか」を何度も西銘さん、赤間さんと打ち合わせをして確認させていただきました。

(橋本様)
事務作業は5階の倉庫にあるスタッフルームに机を持ち込んで行いました。まだ2月の後半だったので、倉庫の中はほとんど屋外と変わらないような環境。寒さに耐えられず、急遽暖房器具をレンタルしましたね。

(清水様)
一番面倒だったのは、複合機等の機器の取り扱い。4階でしか出せない資料があったのが面倒だったかなと。

(赤間様)
今回のリニューアルを機にスタッフルームのカーペット新しくすることに決め、カーペットを全て取り外しました。ところが、パソコンの配線がかなり絡まっておりカーペットを元に戻すことができなくなってしまって。急遽業者を手配して戻してもらったという想定外のこともありました。

(西銘様)
実際やってみないとわからなかったことが多々ありましたね。

―完成したときの感想を教えてください

(西銘様)
初めて来る他部署の人たちもびっくりしていました。「現場事務所じゃないみたい」というのが第一印象です。社長もデザインを喜んでくれました。

(営業:丸山)
社長様はオフィスリニューアルにおけるデザイン検討に 関与しないケースがあるので、実際に完成したオフィスを見て「これはちょっとイメージと違うな」と感じてしまうことがあります。その結果、総務の方が苦労されることも多いです。

(西銘様)
そのようなことはありませんでした。最初から社長に「きれいになったね」「今までの工場事務所から今流行りのオフィスに移行できたね」と、好評でした。


写真:人気の高いファミレス席は、リラックスしながら働くことができる。

(赤間様)
私は普段本社勤務です。たまにここを訪れると、まるで別会社に来たような気分になってリフレッシュできます。この事務所には、本社にはないファミレス席があるのも魅力。リラックスしながら働ける席なので、空いていると必ず座ります。他拠点で働く人にとって、この事務所に行くことは楽しみなことと捉えてもらえると思います。

(西銘様)
ファミレス席はオーシャンビューが取り入れられているので人気があります。以前はその景色に背を向けて仕事をしていたので、もっと環境を活かしたいという想いもありました。景色を見ながら仕事をすることで雰囲気が変わり癒やされますね。

(清水様)
とてもきれいで素晴らしいです。当初フリーアドレスは不便かもしれないと思っていましたが、皆が整理整頓する習慣が身に付き、事務所はきれいな状態を保てて居心地が良いです。

ただ、メンバーが増えたことで座る場所に困ることがあります。そんな時は会議室や現場の休憩室を利用しています。

(橋本様)
大きな会議室がなかったので、みんなの顔を見ながら会議ができるのが一番うれしいですね。気になったのはファミレス席のランプが少し低いところ。立ち上がる時に頭をぶつける人がいるから少しあぶないかな。


写真:当初からのご希望だった会議室。パーテーションで仕切れば1部屋にも2部屋にも。

(営業:丸山)
私は入社して4年目までルートセールスの部署におり、ルートセールス時代には他社様のオフィスリニューアルを何回かお手伝いをさせていただきました。新規開拓の部署に配属されてからまだ2年目なので、一からお客様と関係性を構築してオフィスをリニューアルするのはユニフルーティージャパン様が初めてでした。率直にいいオフィスになってよかったなと私自身ほっとしています。

(設計:竹内)
私もデザインを1人で担当させていただいたのはユニフルーティージャパン様が初めてでした。至らない部分もあったかもしれませんが、オフィスで働かれている様子を拝見でき、たくさんご意見もいただけたので次に生かしていきたいです。

取材のご協力誠にありがとうございました。

 

担当営業の声

HIROYUKI MARUYAMA

本プロジェクトでは、物流拠点の事務所リニューアルということで、通常倉庫内で勤務されている従業員様に対して、オフィスに戻ってきた際にリラックスして且つ快適に働ける環境を目指しました。デザイナー及びお客様とも密な連携を取り、【自然】をテーマにした新鮮なオフィス空間を構築することが出来ました。今回の工事では一時的に2週間事務所機能を別フロアの休憩室に設けていただくなど、ご不便をおかけした点も多々あったかと存じますが、お客様の多大なるご協力もあり、無事完工いたしました。本プロジェクトにご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

担当デザイナーの声

HONOKA TAKEUCHI

現状のオフィスの課題であった、会議室が足りていないことや、果物加工工場から直接アクセスする事務所のため、床の汚れが気になるといった点を解決する空間を目指しました。併せて、現状の固定席からフリーアドレス・ABWな働き方を導入することもテーマとなっていたため、質の高い執務やコミュニケーションを可能にする家具のご提案を行いました。果物を扱う会社としてのイメージや窓から海が見える景観を活かした「さわやか」で「明るい」オフィスをテーマとした空間づくりへと展開しました。

DATA

会社名

株式会社ユニフルーティージャパン

オフィス所在地

東京都大田区

オフィス面積・人数

125㎡/37.81坪・22名

プロジェクト期間

2022.12~2023.3

ロール

設計・デザイン/施工/家具セレクト

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