サステナブル・プロダクト賞入賞
サステナビリティで多機能な
「シラスクロス」壁紙

私たち人間に安らぎを与えてくれる「シラスクロス」

シラスの起源は、約2万5千年前に起きた巨大噴火によって発生した火砕流が堆積したものであるとされています。一般的な降灰と比べ、シラスは、マグマが一気に冷やされ火砕流となったため、シラス粒子の中には噴火直前のマグマの成分が豊富に含まれています。
このことから、シラスはマグマと非常に近い性質を有していると言えます。

生命の源となるタンパク質の誕生に深く関わったマグマが姿を変えた物質であるシラスは、私たち人間と深いつながりがあると考えられています。そのため、マグマから生まれたシラスは、私たち人間を癒してくれる力が宿っています。

実は厄介ものだった？
シラスの有効活用に至るまで

画像２：シラス分布図

鹿児島県から宮崎県南部にかけて広がるシラス台地は、雨に弱く崩れやすい性質を持っています。そのため、豪雨の際には土砂崩れを引き起こし、農業にも適していなかったため、地元では厄介ものとして扱われてきました。
しかし、近年、シラスは軽量で強度が高く、人と環境にやさしい多くの機能性を持ち合わせていることから優れた住建材として注目を集めています。また、ハイテク機器や生命科学の分野でもその可能性に期待が寄せられています。

「シラスクロス」の魅力を徹底解剖！知られざる機能性とは？

シラスクロスは、さまざまな機能を備えています。

〈調湿機能〉
湿度を調整して快適な室内環境を保つことが出来るため、エアコンや加湿器の使用を抑制し、省エネに貢献します。
〈消臭機能〉
タバコやペットのニオイ、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着して室内をきれいに保つことが可能です。また、時間が経過しても再放出しないことが特徴として挙げられます。

■ホルムアルデヒド低減割合グラフ
検査機関：JFEテクノリサーチ(株)エコ分析技術部

(初期濃度:57ppm)

画像３：ホルムアルデヒド低減割合グラフ

〈抗菌性〉
カビの栄養となる有機物が少ないため、カビが発生しにくい環境をつくります。

その他にも、シラスクロスは吸音性、断熱性なども持ち合わせており、自然素材で構成されているため安心して使用していただけます。

環境配慮だけでなく社会貢献でも大活躍

画像４：新二毛作の会

シラス原料の加工や袋詰めなど製造工程の一部は地元農家の皆さんに、農作業の合間に担当してもらっています。(新二毛作の会)
大型機械で粉砕する工程が不要なため、製造時のエネルギー消費を抑え、環境への負荷を軽減した製造方法です。また、地元に雇用の創出と副収入をもたらすことにより、主業である農業や林業の持続を支援し、地域社会の活性化にも貢献しています。

リリカラの「シラスクロス」
ラインナップ紹介

LWT-393『ウィル』

1,500/m(1,640円/㎡)

LWT-394『ウィル』

1,500/m(1,640円/㎡)

自然のぬくもりを感じるあたたかみのある色合いで、シラスをもとに作られているため表面がざらざらとしている特徴があります。