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ニーズの変化を踏まえて誕生した「+1 サステナブル/希少種」

住宅・非住宅、新築、リフォーム、リノベーションといったすべての物件に向けたビニル壁紙の総合カタログとして、リリカラが発行している「LIGHT」。2022年の「LIGHT」からスタートした「+1 plus one」は、前身である「BASIC+1」を含め、落ち着く空間にほんの少しのエッセンスで“らしさ”を作ってほしいというメッセージを込めた企画です。

そして今回、「+1 plus one」の初の試みとして設けられたカテゴリが「サステナブル/希少種」です。

2020年以降、暮らしについて考える時間や機会が増える中で、環境や社会への関心が高まっており、暮らしにサステナブルな視点を取り入れる動きが活発になっています。

例えば、心地よく暮らすための選択肢として、暮らしの中でリサイクル素材を使用したり、売上の一部を社会貢献活動に役立てる商品を購入したりすることが定着してきています。単に機能やデザインが優れているというだけではなく、商品の背景や付加価値にも意識が向けられることが多くなりました。

それに伴って、プロユーザーの皆様を中心に、サステナブル商品への問い合わせは増加傾向にありました。しかし、ご紹介できる商品が少ないうえ、従来のサステナブル商品は施工性やメンテナンス性に課題を残していました。また、素材そのものの質感を活かした商品から、+αのデザインのご提案にも至っていませんでした。

そうした社会的な背景やニーズの変化を踏まえて誕生したカテゴリが「サステナブル/希少種」です。

2
地球資源の節約から、さらに先へ
進んだ提案へ

リリカラでは、これまでもサステナブル商品を取り扱ってきました。例えば、珪藻土壁紙や残材コルクを使用した掲示板用壁紙、織物や紙布などの素材系の壁紙。2023年には、廃棄されるもみ殻を再利用した壁紙に加え、農耕に適さず、豪雨の際に土砂崩れなどの災害を引き起こす“厄介もの”とされていた火砕流の堆積物を採取した自然素材・シラスを活用した壁紙の取り扱いも開始しました。

そうした実績がある中で、新たに「サステナブル/希少種」カテゴリを開発するにあたって、「サステナブルとは何か?」という根本的な問いに立ち戻り、自然素材の壁紙にプラスして新たなアプローチができないかと考えました。

例えば、壁紙に使っている塩化ビニルは、他のプラスチック製品よりも石油の使用量が少なく、耐久性に優れていることから、地球資源の節約に貢献できる素材です。けれど、「それだけでは足りない。さらに先へ進んだ提案が求められている」と感じ、製造メーカーに相談し、リサーチを進める中で、下記の3つのテーマに基づく商品開発の方針を定めました。さらに、商品のバックグラウンドだけではなく、質感表現など、デザインに魅力を感じていただくことも重要なテーマとしました。

1
素材のリサイクル
2
長く使って
いただけること
3
希少材への理解を
深めていただけること

3
質感や使いやすさにこだわった豊富なバリエーション

「サステナブル/希少種」カテゴリの商品開発を進める中で、「サステナブル商品を選んでいただくためにはどうすればよいか?」という点は大きな課題でした。特に、今回のラインナップの1つであるフリース壁紙は裏打ち紙が通常の壁紙とは異なるものの、デザインは似通ったものになりがちでした。

DIYやインテリアに関心の高い海外では、もっと自由で個性的なデザイン・質感の壁紙が多く存在し、ホテルなどにも貼られています。そこで、私たちも試行錯誤しながら、非住宅向けにユニークな質感の壁紙を開発しました。ただ、モチーフとなった素材をリアルに表現するだけではなく、壁紙としてきちんと成立しているか、使いやすいかという点にも注力しました。

さらに、サステナブル商品というカテゴリの中で、それぞれにアプローチを変え、バリエーションの豊富さにもこだわりました。

例えば、バイオシェル壁紙、希少種という新しい商品を加えたほか、これまで非住宅向けの見本帳である「WILL」にしか掲載していなかったフリース壁紙、塗装用壁紙ルナファーザー、もみ殻、シラスクロスを「LIGHT」に掲載したことも大きなポイントです。

サステナブルな壁紙というと、まだまだ選択肢が限られている中で、色々なバリエーションや価格帯の中から、物件やその空間で過ごす方々に合った商品を選んでいただけることを目指しました。

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多彩なアプローチで地球環境に貢献するラインナップ

「サステナブル/希少種」のおすすめをいくつかご紹介します。

まずは、廃棄されるホタテの貝殻を粉末状にしたものを充填剤の一部にリサイクルしたLLA-6049〜6054 の「バイオシェル壁紙」です。ホタテの貝殻は、埋め立て地の確保や土壌汚染が課題になっており、貝殻を再利用する動きが広まっています。
粉末や海の砂をイメージしたさらさらとした質感で、使いやすいベーシックカラーでまとめています。壁紙全体の30%にバイオマス原料を使用し、バイオマスマークを取得しており、通常の塩化ビニル壁紙と同様の施工性があることも特長です。
LLA-6049・6050・6051・6052 イメージ画像
壁紙: LLA-6049605060516052
『バイオシェル壁紙』
LLA-6049 施工例画像
壁・天井:LLA-6049
LLA-6055~6067の「フリース壁紙」は、竹や籐といった自然素材、もやもやとした石目調の柄など、質感表現にこだわった商品をラインナップしています。椅子の張り生地を再利用した図案をモチーフにした商品もあります。ナチュラルな柄でありながら、モダンな空間にフィットするように作られており、ジャパンディテイストとの相性も抜群です。
フリース壁紙は目開き(壁紙のつなぎ目部分が開いてしまうこと)が起きにくいため、きれいな状態で長くお使いいただけます。モノを長く使うという視点も、サステナブルな社会の実現において大切な意識だと考えています。
LLA-6056 イメージ画像
壁紙:LLA-6056 『フリース壁紙』
LLA-6056, LLA-6062 施工例画像
壁:LLA-6056 天井:LLA-6062
LLA-6075~6079の「希少種」は、チークやマホガニー、ブラックウォールナットといった希少木材をモチーフにしました。絵柄と質感が同調する技法を使用し、特に斜めから見たり、光が当たったりすると、よりリアリティのある表情が浮かび上がります。
「希少種」の売上の一部は「緑の募金」に寄付し、緑化の推進にも貢献します。「希少種」の壁紙を通じて、希少木材への理解を深めていただけたら幸いです。
LLA-6076 イメージ画像
壁紙:LLA-6076『希少種』
LLA-6076 施工例画像
壁・天井:LLA-6076
今回の「LIGHT」では、プロユーザーの皆様、一般のお客様に満足度の高い顧客体験をしていただくにあたり、デザイン・品質だけでなく、Webコンテンツとの連動性を意識しました。インテリアデザインとデジタルの融合は、私たちの生活をより豊かで便利なものにし、心地よい空間での暮らしを実現できると考えています。
ぜひ、「LIGHT」をご覧いただき、暮らしの中にサステナブルな視点を取り入れてみてください。
ライト見本帳姿写真

「Borderless “人のいとなみ”を彩り、包み込む」をコンセプトに、住宅・非住宅、新築、リフォーム、リノベーションといった全ての物件に向けた準不燃・不燃ビニル壁紙の見本帳です。(※一部特殊商材)
時代の空気感や気分を反映した3つのコレクション「mood」や、環境に配慮した「バイオシェル壁紙」など、洗練されたデザインとテクスチャーの壁紙を多数収録。

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