2021年入社。入社後約1年間の営業研修・工事管理研修を経て、2022年1月よりオフィスソリューション営業部に配属となる。大学ではデザイン思考を専攻。「ユーザーニーズを汲み取りプロダクトデザインに反映させる」というプロセスを深く学び、自身の営業活動にも活かしている。野球経験者で、休日は会社の同僚と草野球を楽しんでいる。
私が従事するオフィスソリューション営業は、オフィス空間のレイアウトや什器のご提案をするのが主な仕事です。お客様からヒアリングしたご要望をもとに、社内外のさまざまな部署や協力会社と連携しながら、最適なご提案をするよう心がけています。
現在の部署に配属後初めて担当したオフィス移転の案件は、今でも強く印象に残っています。お客様が望むオフィスイメージを最大限に実現すべく、ワーキングデスクや受付のソファなど一つひとつを吟味し、それぞれ異なるメーカーの家具や什器を選定。その結果、合計8社ものメーカーから納品を受けることとなり、調整が大変でした。さらにオフィスビルの配線やセキュリティを手がける工事会社も含め、10社近い協力会社の工程管理を同時並行しなくてはならず、終始調整と確認に追われていました。
自分一人で抱え込んでしまうとミスが起こる恐れがあったため、積極的に周りの方を頼るようにしました。たとえば什器の細かな品番チェックは営業サポートの方に、工事関連のことは工事管理部の方にと各所に相談とお願いを徹底。またお客様とのやり取りも口約束ではなく、必ず資料をベースにして確認するようにし、齟齬が発生しないよう細心の注意を払いました。社内外ともに、いつも以上にコミュニケーションを密に取るよう意識しましたね。
苦労した案件だけに、移転が完了してお客様が実際に新しいオフィスで勤務されている様子を拝見したときは、これまでにない大きな達成感を味わうことができました。どの仕事でもそうですが、やはり納品後にお客様から感謝の言葉をかけていただくときが、一番やりがいを感じる瞬間です。
私が空間デザインの仕事に興味を抱いたきっかけは、学生時代にアルバイトで塾講師をしていた際に経験した、勤務先の塾の校舎移転でした。移転により校舎が広くなってスペースにゆとりができ、生徒が授業や自習に集中できるように。学習に対するモチベーションが上がり、校内の雰囲気が一変しました。また講師陣が働きやすいよう動線やレイアウトが工夫され、業務効率も改善されました。移転という物理的な変化によって、その空間を利用する人の感情や取り巻く環境がガラリと変わることを身をもって体感し、これを仕事にできたら面白いなと感じたのです。
今後の目標は、少しでも早く、自分が主導となってプロジェクトを引っ張れる存在になることです。リリカラでは、色々な経験を積んだ後、何千万円という大規模案件のプロジェクトリーダーを任されたり、「ブラザー制度」で後輩のOJT指導を担当することがあります。前述したオフィス移転の案件でも、先輩社員が私のブラザーとなって丁寧に指導し、助けてくれました。先輩の仕事の進め方からは学ぶものが非常に多く、こんな営業マンに早くなりたい、と尊敬とあこがれを抱かせてくれました。
現在就職活動中のみなさんには、仕事をする上で目指す人物像を強くイメージしてほしいです。一口に「リリカラの営業」といっても、コミュニケーション能力を武器にしている方、自身のキャラクターを前面に押し出して仕事を取ってこられる方、きっちりテキパキと仕事をこなしていく方など、さまざまな個性があります。私も自分に足りていないものは何か、また自分が勝負できるセールスポイントはどこかなど、周りの先輩方から日々学んでいます。みなさんも「こうなりたい」という理想の姿を掲げ、新しい道を切り拓いていってもらえたらなと思います。