カーテン・ロールスクリーンとの違いは?
ローマンシェードの種類・選び方・メリット/デメリットを徹底解説!
DATE: 2025-11-27
- カーテン
すっきりとした見た目や、日差しの調整が容易なところが人気のローマンシェード。今回はローマンシェードの種類や選び方、メリット/デメリットなどを詳しく解説します。
ローマンシェードとは?
1枚に縫製した生地(布)をメカ(昇降器具)に取り付け、「ひも」や「チェーン」で上下に上げ下げする窓装飾エレメントです。自由な位置でとめられるので日差しの調整も可能です。
窓枠の奥行や網戸の種類によっては以下の写真のように窓枠の中にすっきりと収めることも可能なため、ベッドやテレビまわりなどの窓にもおすすめです。
プレーンシェード:60-ET223『リエッタ VOL.5』
●ローマンシェードとカーテンとの違いは?
大きな違いは開閉方法です。ローマンシェードが上下に昇降するのに対して、カーテンは左右に開け閉めする窓装飾エレメントです。
左右方向の開け閉めが簡単にできるため、掃き出し窓(人が通ることができる、床まである大きな窓)に特に人気があります。
その他、ローマンシェードは多くの場合オーダーメイドで窓に合わせて作成しますが、カーテンはオーダーメイドの他、既製品も多く販売されており入手しやすいことが違いとして挙げられます。
●ローマンシェードとロールスクリーンとの違いは?
ロールスクリーンはロールスクリーン専用の生地や、表面を加工した生地などを上部のパイプ(メカ)で巻き取って、上下に開閉する窓装飾エレメントです。
ローマンシェードは生地を折りたたみながら昇降していくのに対して、ロールスクリーンは生地を巻き取りながら昇降していくため、よりシンプルですっきりとした見た目になります。
また、ロールスクリーンは生地の裏側にひもや縫い目がないため、窓に取り付けてカーテンとして使うほか、部屋の間仕切りとして天井から吊るしたり、収納の目隠しにするなど、さまざまな使い方が可能です。
ロールスクリーンについて詳しくはロールスクリーンの選び方【ロールソフト編】をご参照ください
ロールスクリーン:01-ET252R『リエッタ VOL.5』
ローマンシェードのスタイルの種類
ローマンシェードにはさまざまなスタイルがあります。1台のメカに1枚の生地を取り付けるシングルタイプと2枚の生地を取り付けるダブルタイプ、それぞれご紹介します。
<シングルタイプ>
1台のメカに1枚の生地をつけるシングルタイプのローマンシェードです。
シェードの裾のデザインやたたみ上げ方などが複数あり、希望のインテリアテイストに合わせて選ぶことができます。
●プレーンシェード
プレーンシェード:60‐ET132『リエッタ VOL.5』
最もオーソドックスなスタイル。ナチュラル・北欧・プレイフル(カジュアル)・フェミニンなど様々なインテリアテイストに合います。
フラットな生地をやわらかく、水平にたたみ上げるため、生地の柄や表情そのものを楽しむことができます。
生地にたたみくせを付けることで、きれいにたたみ上がります。さらに、滑らかでやわらかなラインを描くように美しく仕上がる、形状記憶加工タイプもご用意しております。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
●プレーンシェード(形状記憶加工)
プレーンシェード(形状記憶加工):60‐ET200『リエッタ VOL.5』
人気のプレーンシェードのたたみ上がりに形状記憶加工を施すことで滑らかでやわらかなラインを描くように生地が美しくたたみ上がります。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓
対応商品:スタイルマーク
+
が付いた商品
●シャープシェード
シャープシェード:63‐63326『サーラ』
等間隔に入れた横のバーで、すっきりスマートにたたみ上げるスタイル。
直線的なラインを強調したデザインはモダンや和の空間にも合います。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
●シャープシェード(サンカット)
シャープシェード(サンカット):TM-54306『アンドタイム』
裏面アクリル樹脂コーティングタイプ、ハイパー遮光タイプの生地に特殊な縫製を施し、針穴からの光漏れをなくしたハイグレードシェード。
寝室や書斎、ホテルの客室などにもおすすめです。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
●スリムシェード(形状記憶加工)
スリムシェード(形状記憶加工):LS-63134『サーラ』
スリット(細長)窓に対応したスリムタイプのシェード。最小幅180㎜から作成可能です。
形状記憶加工を施しているため、滑らかでやわらかなラインを描くように生地が美しくたたみ上がります。
対応窓:細長窓
対応商品:スタイルマーク
+
が付いた商品
●バルーンシェード(共生地フリル)
バルーンシェード(共生地フリル):51‐LS-63479『サーラ』
ギャザーによるドレープが美しいバルーンシェード。裾にフリルがついており、昇降とともに変化するウェーブとフリルが魅力です。
フェミニンなスタイルで窓を華やかに装います。エレガントやクラシック、オーセンティックなインテリアスタイルがお好きな方におすすめです。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓、出窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
●バルーンシェード(プレーン)
バルーンシェード(プレーン):50‐LS-63478『サーラ』
ギャザーによるドレープが美しいバルーンシェード。昇降とともに変化するやわらかなウェーブが魅力です。
裾が三つ巻のため、甘さを抑えつつ、窓を上品に装います。
対応窓:掃き出し窓、腰窓、小窓、出窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
●ウイングシェード
ウイングシェード:56‐LS-63470『サーラ』
逆箱ヒダによるすっきりとしたドレープの美しさと、シェードが上がるにつれて緩やかに変化するウェーブが魅力です。
対応窓:掃き出し窓、腰窓
対応商品:スタイルマーク
が付いた商品
<ダブルタイプ>
一台のメカに前後2枚の生地をつけ、それぞれ昇降できるダブルタイプのローマンシェードです。
ドレープとレースを組み合わせることでカーテンのように昼間はレースだけ、夜や光・熱を遮りたいときはドレープとのダブル使いをするといった使い方ができます。
また、前後でプレーンとシャープのシェードの種類を組み合わせることも可能です。
●ダブルシェード(プレーン+プレーン)
●ダブルシェード(プレーン+シャープ)
●ダブルシェード(シャープ+プレーン)
ローマンシェードの選び方とよくあるご質問
●ローマンシェードの選び方
①ローマンシェードのスタイルを選ぶ
シェードを取り付ける窓と実現したいインテリアスタイルに合わせてシェードの種類を選んでください。
②ダブルタイプかシングルタイプを選ぶ
シェードを取り付ける窓とシェードの目的に合わせてダブルタイプかシングルタイプを選んでください。
例
| 窓 | 目的 | おすすめ |
|---|---|---|
| 透明のガラス | 目隠ししたい。日差しを遮りたい | レースとドレープのダブルシェード |
| くもり(型)ガラス | 日差しを遮りたい | ドレープのシングルシェード |
| 透明のガラス(夜はシャッターを閉める) | 目隠ししたい | レースのシングルシェード |
③ローマンシェードの操作方法を選ぶ
シェードの操作方法はコード式とドラム式の2つあります。
コード式はひもでシェードを昇降するタイプです。ダブルタイプの場合は前幕用に1本・後幕用に1本の合計2本ひもがつきます。
ドラム式はチェーンでシェードを昇降するタイプです。ダブルタイプの場合でも1つのチェーンで前幕・後幕が操作できます。大きな窓でも操作が軽いので、大きな窓の場合はドラム式がおすすめです。
コード式のイメージ画像
ドラム式のイメージ画像
●ローマンシェードで遮光はできる?
遮光性能をもつ商品(生地)を選んでいただくと、遮光が可能です。
ただし、窓枠の内側にシェードを取り付ける場合、製品上、窓とシェードの間(左右・下部)に1cm程度の隙間ができますので、完全に遮光することは難しいです。
また、完全に遮光することは難しいものの、シェードでなるべく遮光をされたいときは窓枠の外側に窓を覆うように大きめのシェードを取り付けていただくか、カーテンボックスに取り付けていただくのがおすすめです。
←こちらが「遮光」のマークです。
※より高い遮光シェードをお求めの方には、裏面アクリル樹脂コーティングタイプ、 ハイパー遮光タイプの生地に特殊な縫製を施し、針穴からの光漏れをなくしたハイグレードシェード「シャープシェード(サンカット)」というスタイルがあります。
詳しくはカーテンカタログ『アンドタイム 2021‐』P191をご覧ください。
●ローマンシェードのメリット・デメリットは?
メリット
-
① 生地の柄や表情そのものを楽しむことができる
カーテンのようにヒダがなく、フラットなスタイルのため、ローマンシェードを降ろした状態にすると1枚の絵のように、生地の柄や表情そのものを楽しむことができます。 -
② すっきりとした見た目にできる(バルーン・ウイングシェードを除く)
カーテンのように窓の左右に布がたまることがないため、エアコンや家具などと干渉しづらく、すっきりとした見た目にすることができます。 -
③ カーテンと同じ商品でコーディネートできる
シェード対応の商品でしたらカーテンとシェードを同じ商品で作ることができるため、カーテンと組み合わせて統一感のあるコーディネートをすることが可能です。 -
④ 小窓・細長窓・腰窓におすすめ
カーテンをつけるには小さい窓でも、シェードなら作成可能なことも。(詳しい製作範囲はカタログ・スタイルブックをご覧ください)見た目もすっきりするのでおすすめです。 -
⑤ 上下方向に開閉を調整できる
日差しや外からの目線が気になるときはお好みの位置でシェードをとめることができます。
デメリット
-
① 昇降(開閉)にやや手間がかかる
カーテンに比べると、コードやチェーンで少しずつ昇降(開閉)するため、やや手間がかかります。
特に掃き出し窓では人が通れる高さまでシェードを上げるのが手間に感じることがあるため、掃き出し窓にはカーテンをつけるか、日中閉めることが多いレースはカーテンに、夜だけ閉める(降ろす)ドレープはシェードにするといった方法もあります。 -
② 窓の上部にたたみ代ができる
シェードは生地を折りたたみながら昇降していくため、一番上まで上げた状態でも、窓の上部にたたみ代(生地がおりたたまれた部分)ができます。たたみ代はシェードの大きさや生地にもよりますが20~30cm程度です。
たたみ代が窓にかからないようにするためには、窓枠の内側ではなく、窓枠の外側にたたみ代分上にあげて取り付けるのがおすすめです。たたみ代のイメージ画像
-
③ 洗濯・生地の交換にやや手間がかかる
洗濯・生地の交換をする際はウェイトバーやコードなどを生地から取り外し、メカから生地を取り外すなど、カーテンと比べるとやや手間がかかります。
●洗濯はできる?
「ウォッシャブル」のマークがついている商品は、ご家庭の洗濯機で丸洗いができます。メカから生地を取り外し、取り扱い絵表示のタグに従って洗濯を行なってください。
詳しいお手入れ方法はお手入れ便利帳(シェードのお手入れ方法)をご覧ください。
←こちらが「ウォッシャブル」のマークです。
いかがでしたでしょうか。
ローマンシェードはたくさんの種類があり、豊富な商品(生地)との組み合わせで理想の窓装飾エレメントを作ることができます。今回ご紹介した選び方のポイントやメリット・デメリットを参考に、ぜひご自宅の窓にぴったりのローマンシェードを取り入れてみてください。
※画像はお使いのパソコン・携帯電話などのモニター設定やお部屋の照明の影響、印刷の都合などにより実際の商品と色味が多少違って見える場合がございます。
ご検討の際は、実際の商品の見本(カタログやサンプルなど)をご確認いただきますようお願いいたします。
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