織物調と石目調クロスの選び方
DATE: 2020-01-21
- 壁紙
壁紙のテクスチャー(表情)は大きく分けて“織物調”と“石目調”のふたつ
壁紙を選ぶとき、色や柄のほかに「織物調」や「石目調」といったカテゴリーをカタログなどでよく目にすると思います。
初めて壁紙を選ぶ方にとっては、あまり聞き慣れない単語ですが、このテクスチャー(表情)によって、同じ色の壁紙でも部屋のイメージが変わるので、好みにあったテクスチャーを選ぶようにしましょう!
それでは、それぞれのテクスチャーによって部屋のイメージがどのように違うのか、具体的に見ていきましょう。
織物調クロスとは?
織物調とは、衣服の生地のような風合いをイメージして作られた壁紙です。綿や麻のようなあたたかみのある表情をしているものや、キメの細かいシルクのような上質さが感じられるものもあります。
シンプルな織物調クロスは、テイストを選ばない「万能」「王道」タイプ
タテ糸とヨコ糸を均等に織ったようなシンプル織物調は、インテリアのテイストを問わずお使いいただきやすいテクスチャーです。織物調の温かみある雰囲気は、日本人の暮らしにもなじみやすいといわれています。
織り目がざっくりとした織物調は、アジアや中東などの「エスニックテイスト」に
「糸」を織るというより「藁(わら)」を編んだような表情の織物調は、和風やアジアンテイスト風のインテリアにおすすめです。いろいろなエスニックカラーのアクセントクロスやカーテンとコーディネートしてみましょう!
キメ細かいシルクのような織物調は、上質な「和モダンテイスト」に
キメ細かくてシルクのような光沢感がある織物調は、日本のホテルなどにも人気のテクスチャーです。 とても高級感がありますが、他のテクスチャーと比べて、壁紙のタテのつなぎ目や下地の凹凸が目立ちやすいというデメリットもあるので施工業者の方とよく相談して決めましょう。
石目調クロスとは?
石目調とは、石や漆喰(しっくい)、コンクリートやレンガなどをイメージして作られた壁紙で、すっきりとしたクールなものや、少し無骨な表情のもの、自然そのままの素材感を感じるようなものなどさまざまあります。
コテ跡が少なくすっきりとした石目調は、「シンプルナチュラル」や「モダンテイスト」に
コテ跡(ハケやパテで塗った跡)が控えめなデザインは、シンプルな織物調に次いでインテリアのテイストを選ばない「万能タイプ」といえます。 織物調と比べてどちらかというと洋風の雰囲気で、コテ跡や色によって「ナチュラル」にも「モダン」にも使えるテクスチャーです。
コテ跡がはっきりとした石目調は、ヨーロッパなどの「海外カントリー風」に
存在感のあるコテ跡は、自然を大切にした素朴な暮らしをイメージさせます。アメリカのカントリー調やヨーロッパの南欧風インテリアに人気のテクスチャーです。
白い壁紙(クロス)を選ぶときの注意点
壁紙のテクスチャーで悩むのは、多くの場合は全体の基本となる「白い」壁紙を選んでいるときだと思います。
「白い」壁紙といっても、実際には「アイボリー」~「ベージュ」の壁紙がカタログにはラインナップされており、その中から好みの色を選ぶわけですが、そのときにひとつ注意が必要です!
カタログにある小さなサンプルだと、目の錯覚によって実際に壁に張ったときより色が濃くみえてしまいます!そのため、「真っ白よりも少しアイボリーの壁紙が良いな」と思ってカタログから選んでも、実際に施工されると真っ白だった!なんてこともよくあります。
壁紙を選ぶときには、カタログよりもなるべく大きなサンプルを取り寄せたり、ショールームに行って事前に確認したりして決めるようにしましょう。
最後に、天井との組み合わせはどうしたら良いの?
壁紙を選んだら、次に天井です。そのときによく質問をいただくのが「壁も天井も同じ壁紙にした方がいいのか?」ということです。
「必ずそうしなければならない!」というわけではないですが、天井選びに迷うようなら同じ壁紙、もしくは同じテクスチャーのものに揃えることをおすすめします。そうすることで部屋全体に統一感が生まれます。
ただし、壁紙に特徴のあるテクスチャーや色柄を選んでいたり、他の部屋とのつながりを重視したりする場合は、天井のテクスチャーを変える場合もあるので、 難しくて悩んでしまったときは、担当のコーディネーターの人やメーカーのショールームなどで相談にのってもらいましょう。
いかがでしたか?
ぜひ、壁紙選びの参考にして理想のインテリアを実現してくださいね。
※リリカラのショールームについては、こちら からご覧ください。
※一般のお客様でサンプルを希望される場合は、担当業者様にご依頼ください。
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