

某食料品メーカー
ニューノーマルな働き方へ挑戦し、ワーカーのつながりを強化する
某食料品メーカー
ニューノーマルな働き方へ挑戦し、ワーカーのつながりを強化する
テレワークの急速な増加に対し、フレキシブルな働き方に対応するため、フリーアドレス導入とオフィスリニューアルを実施。今回のプロジェクトはオフィスの存在価値から見つめ直し、従業員同士のコミュニケーション機会の増加や、思考力や発想力の強化などオフィスでしかできない体験の追求に挑戦。出社した社員の「集中したい」「リラックスしたい」といった多様なニーズに対応できる場を設け、自律的な働き方をサポートするオフィスへと生まれ変わりました。
リリカラはコミュニケーションを耕す場「FARM」というコンセプトを提案し、同社の生産性を収穫できるようにという思いを空間デザインに落とし、そして工事までを担当いたしました。
背景・課題
● リモートワークの浸透を機にオフィスの存在価値を見直したい
● 社員のコミュニケーションが活性化するオフィスにしたい
● 出社した社員の多様なニーズに応えることができるオフィスにしたい
解決策
● フリーアドレス制を導入し、接点のなかった社員同士のコミュニケーションを創出
● 多様なミーティングに対応できるワークスペース「GROW LOUNGE」を新設
自律的な働き方を促進するフリーアドレスの導入
テレワークを取り入れた働き方へと移行し、出社が当然ではなくなったため、固定席を持たずに自分の好きな場所で働くことができるフリーアドレス制を導入した。
フリーアドレス制は、各フロアごとのグループアドレスを採用。固定席制よりも、チームや役職の違いを意識することなくフラットな関係を築きやすく、これまで接点がなかった人との会話が増え、新しい視点や気づきを得る機会を増やすことができる。
創造力と繋がりを生むエリア「FARM」
新しい発想とコラボレーションを促進する大テーブル。 コミュニケーションをとりながらともに業務を行うことに適している
窓際に設置したカウンター型のパーソナルブース。一人当たり横幅≒2mとゆったりとした環境で、人の視線を気にすることなく業務ができるため、質の高い集中を維持することができる。主に想像力を養う場として利用してもらうことを狙いにしている。
ワーカーが愛着をもつ自社らしいサインとグリーン
オフィスのいたるところで目にすることができるサインは、社員が愛着を持てるオフィスを目指し、同社のブランドイメージをモチーフ として制作した。これらはオフィスのいたるところで目にすることができ、社員が出社の際に自社らしさを感じることができる。 オフィスに置かれたグリーンは実のなる植物が多く採用されており、今回のオフィスコンセプトである「FARM」 の「収穫」と関連付けられている。このように、コンセプトを細部まで落とし込んでいくことで会社としての一貫した姿勢 や考え方を社員にまで浸透させる狙いがある。

日の光が入るWORK TERRACE
多様なミーティングに対応できるワークスペース「GROW LOUNGE」
会議室フロアのオープンなワークスペース「GROW LOUNGE」は、ウェブ会議や会議前後の雑談・意見交換を通し、個々の成⻑を促す場として設けられた。人数やスタイルを問わず、さまざまなミーティングに柔軟に対応できるため、利用のしやすさも魅力だ。オンライン会議の増加など働き方の変化に伴う会議スペースのニーズに対応したエリアだ。
外の緑を感じ、穏やかに意見交換ができるワークスペース

「GROW LOUNGE」にあるモニター付きのブース
気軽にコミュニケーションがとれる「GROW LOUNGE」

お客さまの声
リリカラを選んでいただいたポイントは何でしょうか?
「コンセプトワークとそれを実現するためのデザインが筋道を立てて描かれていたのが決め手になりました。フリーアドレス化により新しく生み出されたスペースの活用案は、当社からあえて要望を出さず自由に考えてもらいましたが、オープンなワークスペース『GLOW LOUNGE』を提案してくださいました。余剰スペースができたとき、リフレッシュエリアにしようという発想になりがちですが、リリカラさんは「わざわざ別のフロアから降りてきてまで使用しない」と現実を理解し、地に足の着いた提案をしてくれたと思っています。」
DATA
会社名 | 某食料品メーカー |
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オフィス所在地 | 東京都渋谷区 |
オフィス面積・人数 | 約1,340坪/約4,430㎡、約385人 |
プロジェクト期間 | 2020/9~2021/3(施工期間 3か月) |
ロール | 設計・デザイン/仲介/施工 |