大東コーポレートサービス株式会社- デザイン事例|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

大東コーポレートサービス株式会社

誰もが働きやすく訪れやすい、ユニバーサルなオフィスへ

大東コーポレートサービス株式会社

誰もが働きやすく訪れやすい、ユニバーサルなオフィスへ

  • 201~400坪
  • ダイバーシティ
  • セキュリティ
  • エンゲージメント
  • 固定席
  • サービス業

大東コーポレートサービス株式会社様(以下、同社)は、大東建託グループ各社からの業務請負やバックオフィス業務の集約化・効率化、障がい者雇用の促進、そしてそのノウハウを社会に還元する特例子会社。従業員の約4分の1が障がいを持つ方であり、障がい者雇用を推進されています。

 

この度、契約更新に伴う賃料改定を契機に本社移転が決定。従来のオフィス同様に「誰もが働きやすい環境」を目指し、人材の多様性に配慮したユニバーサルデザインを採用しました。職業訓練や職場見学において多様な人々が来訪することから、新オフィスでは来訪者をもてなすエントランスのブランディングと執務スペースのセキュリティ強化を図りました。

 

リリカラは、新オフィスのプロジェクトマネジメントを担当。ユニバーサルデザインに関する知識をもとに什器や配置について提案。今回は、移転プロジェクトを主導された同社の総務ご担当者様にお話しをお伺いました。

背景・課題

ユニバーサルデザインを細部まで落とし込んだ、誰もが働きやすいオフィスにしたい

来訪者のおもてなしとセキュリティ強化を両立させたい

従業員ファーストが実感できるエリアをつくりたい

解決策

スライドドアの採用・車椅子が通れる通路幅の確保、そして会議室のサインも一工夫

大型のウェイティングベンチで来訪者をもてなし、セキュリティルームを新設して機密情報漏れを防止

眺めの良い窓辺を最大限活用したリフレッシュルームを用意

移転・新オフィス構築の経緯

―まずはオフィス移転の理由をお聞かせください。

旧オフィスの契約更新に伴い賃料改定があったため、従業員に負担を掛けずに最寄り駅を変えることなく近場で移転しようということになりました。

移転先が決まってからは、新オフィスの構築を依頼する事業者を選ぼうと3社コンペを実施。人事総務課の3人が中心となり現状の課題を洗い出して、上層部に確認を取りながら要望書をつくりました。

コンペでは、ほぼ満場一致でリリカラさんに決まりました。採用理由は、従業員ファーストという当社の要望がしっかりと網羅され、程よいデザイン性も付加されたプランだったからでした。

什器は極力再利用したいとお伝えしたら、それを生かすように工夫してくれました。予算内で収めてもらえたのもポイントが高かったと思います。

 

 

ユニバーサルデザインの踏襲

―障がい者雇用を推進する特例子会社とのことですが、オフィス構築ではどういう点に気を配りましたか?

当社では、障がい者雇用の推進はもちろん障がい者の方のための職業訓練も行っているため、旧オフィス同様ユニバーサルデザインを意識しました。
スライドドアを採用したり、車椅子が通るために通路幅を1800mm確保したり。

 

あとは会議室を増設し、部屋ごとにイラスト入りのサインを設けました。足の本数が違う生き物、たとえば、1本足で立つフラミンゴが1番目の会議室、2本足のカナリアが2番目の会議室、ヒレを含めたら3足のホエール(クジラ)を3番目の会議室名にしたのです。

障がいのため文字だけだと覚えにくい人もいるので英語、日本語表記の他にイラストをプラスして、多様性を感じながら親しみが持てるようにしました。この会議室名に関しては、障がい者雇用を担当する雇用推進室に意見をもらって進めました。

最初は「くだけ過ぎじゃないか?」という意見もありましたが、皆が徐々に慣れていったようで、「今日の会議はフラミンゴだよね?」などと耳にするように。なんだかコミュニケーションが軽やかになった気がします。

 

 

来訪者をもてなす場とセキュリティについて

―来訪者をもてなす空間はどのようにしたのでしょうか?

職業訓練の受講者はもちろん外部の方が会社見学に来られることも多いので、広いロビーを設け、以前は2〜3人分しかなかったウェイティング用のベンチを大きく取りました。ベンチの形状は当グループのロゴ形状を模して、コーポレートカラーの赤を活かしたオリジナルのデザインにしてもらいました。来訪者をもてなしながら、さり気なく大東ブランドをアピールできる空間になったと思います。

また、来訪者用のエントランスから先はセキュリティカードなしで自由に行き来できる場として、職業訓練のためのトレーニングルームを新設しました。

 

―執務スペースのセキュリティはどういう配慮をされましたか?

来訪者が多いことに加え、事業の性質上、情報保護の観点が重要なため、移転を機にセキュリティをより強化しました。

旧オフィスでは入室の際にはセキュリティカードをかざす必要がありましたが、退室の際のチェックは行われていませんでした。新しいオフィスでは、ひとりひとりの入室と退室を記録したいと考え、入退室の度にセキュリティカードをかざすシステムにしました。

コンペの段階では、ワーカーファーストというコンセプトを立ててもらいましたが、実際プロジェクトが始まってから経営トップよりセキュリティ強化を図るようにと方針が出て、当初のレイアウトから変更を余儀なくされました。機密情報を取り扱うセキュリティルームを設け、ゾーニングはもちろんカーペットの色で区切って視覚的に別のエリアだということがわかるようにしました。共有の備品置き場をどこにしようかなど悩むこともあり、レイアウト変更の調整が少し大変でした。

 

 

従業員満足度を高めるリフレッシュエリア

―ワーカーファーストを実感できるエリアはどこですか?

各階のリフレッシュスペースです。8階のリフレッシュスペースは、フロアでもっとも眺めの良いところに大きく設け、ランチタイムでの利用も想定し、こだわって家具を選びました。従業員が気分転換できコンディションを整えられる憩いの空間に仕上がったと思います。

9階のリフレッシュスペースは、ハイカウンターで気軽に打ち合わせする姿が見られるようになり、人が集まる場所になったと実感しています。

 

 

プロジェクトを終えて

―オフィス構築をリリカラに依頼してどうでしたか?

移転を週末に終えて、月曜日に従業員が出社してきた際、「きれい」「おしゃれになった」という声を聞きました。ワクワクした気分で働けるオフィスになったのではないかと満足しています。

あと、リリカラの営業の方がユニバーサルデザインに関する知識があって、什器や配置について提案してもらえたので心強かったです。「通路幅が2.1m以上あれば車椅子でも通れますね」などと言ってもらえて安心できました。

全体的にも細かい要望を聞いてもらい、修正も快く受け入れてもらえたのが良かったですね。

ー取材のご協力ありがとうございました。

 

担当営業の声

SAORI TAKAHASHI

今回のプロジェクトでは、ご移転にあわせてお客様が抱えるお悩みも解決できる環境を目指しました。例えばお昼やリフレッシュのためのエリアが不足しているというお悩みに対して、オフィスの立地を考慮してリフレッシュエリアをご提案いたしました。またユニバーサルデザインに基づいた家具の選定も行いました。
ご依頼をいただいてから週に1度の定例会を実施するなかで、お客様の指定業者とも情報の共有が必要な場面もありましたが、プロジェクトメンバー様が社員の皆様のニーズに細部まで配慮したご要望を伝えてくださったので我々としても非常にありがたい限りでした。改めて御礼申し上げます。

DATA

会社名

大東コーポレートサービス株式会社

オフィス所在地

東京都品川区

オフィス面積・人数

各約1000㎡/約300坪 ・約250名(座席数270名分)

プロジェクト期間

2022.8~2023.2(施工期間約6ヶ月)

ロール

PM/設計・デザイン/施工/家具セレクト

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