コロナ禍でテレワークが日常となったいま。夜間や週末の工事をせずとも、また、仮事務所や新しい場所へ移転せずとも、オフィスリニューアルが容易にできるようになりました。
そこで、今回はオフィスリニューアルにより、コロナ禍で発生した問題をクリアにした事例をご紹介します。
出社率は減っても一部だけ「密」という現状
今回ご紹介する企業は、全社でテレワークを推奨しているものの、ある部署だけ出社率が高く、そこだけ人が集中するという問題がありました。まずはこれを解消できるレイアウトにしたいという思いがありました。
そこで、座席数を従来の70%にし、固定席からフリーアドレスに変更。幅広のデスクに余裕をもって座席を配置したうえ、集中して仕事ができる席や窓辺の快適なワークスペースもつくり、目的と気分によって、自由に座席を選んで座れるようにしました。
スタジオにもなるプレスルームで情報発信
テレワークの影響でコミュニケーションが減ってしまったという問題には、人と人とが偶発的に出会い、そこで会話が生まれる仕組みを採用してもらいました。休憩時に利用できるコーヒーバーを設置して気軽に立ち話ができるようにし、ロッカーの近くには腰かけて話ができるソファを。会議室のあるフロアには、会議の前後に気軽に会話ができるラウンジを設けました。
特筆すべきは、外部とのコミュニケーションも活発にしたいという考えから、SNS投稿や動画配信のためのスタジオ機能を備えたプレスルームを設置したこと。インターネットを利用した情報発信の重要性を改めて意識させられました。
出社時の気持ちがラクになり、楽しく働けるオフィスへ
テレワークにおける問題は他にもありました。従業員の気持ちの問題です。電車に乗って出社するのが面倒になる一方で孤独を感じやすかったり、愛社精神や団結力が低下したり。
そこで、モチベーション高く出社でき、会社をこれまで以上に好きになれるよう、空間デザインにこだわりました。この企業の取扱商品であるコーヒーをモチーフに、オリジナルのサインを開発するなど、インナーブランディングに貢献。まだまだ感染への不安が多い時期ですが、多少なりとも会社で働く意味を見出して頂けたのではないかと思います。
※オリジナルサインのイメージ
段階的に工事を実施して2ヵ月で完成
今回は、合計4,429㎡、執務エリア6フロアに会議室が集中する1フロア、そこで働く従業員は約400名と大規模リニューアルでしたが、2ヵ月をかけて段階的に工事をしました。多くの人がテレワーク中だったため、大幅にご迷惑をかけることなく、平日も工事を進めることができ、スムーズに完成へとこぎつけることができリリカラの担当者全員ほっとしています。
オフィスリニューアルを検討しているなら、いまこそ実施どきです。
リリカラでは、コストパフォーマンスの高いリニューアルをさまざまな方法で実現しますので、どうぞお気軽にご相談ください。