【サステナブログ vol.2】 人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

【サステナブログ vol.2】 人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり

【サステナブログ vol.2】 人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり

 皆さまこんにちは!
「働く場を・社会をもっとサステナブルに」というスローガンを掲げているリリカラのサステナビリティへの取り組みについてレポートいたします。

「サステナブログ」と題し、今後も定期的に弊社のサステナビリティへの取り組みをレポートしていきますので、少しでもご興味をもって頂けると幸いです。

今回は、サステナブログ第2弾として、「人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり」に取り組むダイバーシティチームの活動をご紹介します。

 

ダイバーシティチームが目指す姿

ダイバーシティチームは、SDGsの定める17の指標の中の「4.質の高い教育をみんなに」と「10.人や国の不平等をなくそう」をベースに、『人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり』に取り組んでいます。

4.質の高い教育をみんなに、10.人や国の不平等をなくそう ロゴ

我々が日々お客様のより良い働く場づくりをサポートするプロセスの中で、限りある資源を最大限循環させ価値を目減りさせない「循環型オフィス=サステナブルなオフィス」の実現にむけ、ダイバーシティチームは以下の3つの軸で活動しています。

  1. サステナブルなデザインを取り入れた空間の提案
    お客様への空間提案を目指し、まずは今年10月に控える自社の東京オフィス移転プロジェクトにおいてダイバーシティの観点で実現できるオフィスの設計要件を検討。
  2. サステナブルデザインガイドラインの策定
    ワーカーの多様化が進行する中で、誰もが使いやすくそれぞれの個性やスキルを発揮できる環境づくりを推進し、リリカラとしての「サステナブルデザイン」のガイドライン策定。
  3. 新制度の検討
    若手育成、女性活躍、LGBTQ、男性育休など、スペースソリューション事業の課題抽出及び社内制度見直しについて経営層直轄のダイバーシティ検討委員会へ投げかけ。

 

1.サステナブルデザインを取り入れた空間の提案

活動軸の一つ目は、今年の10月に控えるリリカラ東京オフィスの移転において、ダイバーシティの観点からオフィスデザインで実現できる項目の検討を進めています。最終的にはお客様への空間提案を目標とし、まずは自社で新たに取り入れることのできる要件の洗い出しを進めています。

オカムラWe Lab(本部オフィス)の見学

“ダイバーシティの観点からオフィスでできること”のヒントを見つけるべく、オカムラの「We Lab」を見学。We Labは、職種、地位、世代、ジェンダーなどの違いを力に変え、個性と個性がつながり合うことによって「わたしたち」としてのアイデンティティを生み出すという考えのもと、「人と人が活かし合う」社会の実現に向けて完成したオフィスです。

見学を通して、「カームダウン」「ウェルビーイング」「インフォーマルコミュニケーション」など、リリカラのオフィス移転プロジェクトで取り入れられそうな要素を移転プロジェクトメンバーに共有。現在、新オフィスに取り入れられる要件の整理を進めています。

新オフィスに取り入れられる要件

【今後の取り組み】
「働きがいがあり健康に働ける職場づくり」という活動軸で自社移転プロジェクトに取り組む『働きがいチーム』と連携し、10月に控える自社移転の際に実現可能なダイバーシティに関する要件をより具体的に検討していきます。

 

2.「サステナブルデザイン」ガイドラインの策定

二つ目は、オフィス環境面においてリリカラ独自の「サステナブルデザイン」のガイドライン策定を目指す活動です。現在は、ガイドライン策定への準備としてチームメンバーが体験や研修を通してダイバーシティに関連する知識のインプットを進めています。

2-1 色弱者体験

ユニバ―サルデザインの観点からオフィスで配慮できることを学ぶ一つ目として、色弱模擬フィルタ「バリアントール」を体験し、色弱者が感じる“色の見分けにくさ”を体感してきました。

色弱模擬フィルタ「バリアントール」伊藤光学工業株式会社
▲ 色弱模擬フィルタ「バリアントール」伊藤光学工業株式会社

色弱者の割合は、日本人の男性の20人に一人、女性500人に一人と決して珍しい現象ではありません。例えば、「青と紫」、「緑と茶色」、「赤と緑」のような色の組み合わせは色の区別がしづらかったり、彩度の低い色は識別が難しいなど、色覚にも多様性があります。

出展:東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン

色弱模擬フィルタ「バリアントール」体験を通し、多様な色覚を持つ様々な人への配慮やカラーユニバーサルデザイン(色覚バリアフリー)への理解を深めることができました。

我々リリカラはお客様のオフィス構築をサポートする中でカラーコーディネート提案をする場面が多々あります。空間を“彩る”提案をするリリカラとして、色の見え方・感じ方には多様性あがあることを十分理解する必要があると痛感し、チームメンバーを中心に社内への周知を進めています。

 

2-2 各種検定・研修の受講

次に、よりダイバーシティに関する知識を深めるため、メンバーそれぞれが「ユニバーサルマナー検定3級」を取得、「ユニバ―サルワーク研修」「LGBT対応マナー研修」を受講しました。専門性の高いインプットで知見を広げ、サステナブルガイドライン策定や『はたらくをゆたかに」する日々の提案活動に活かしていきます。

認定書_ダイバーシティーチーム

検定受講や研修を通して多様な人々の特徴や心理状況を理解し、今求められている行動・配慮や適切な声掛け・コミュニケーションを取るための心構えを学習しました。

例えば、車椅子の方にとっては「開き戸が大変」「手の届かない位置にあるコンセントが不便」など、オフィスの環境面で配慮できる要素があることを再認識し、これらをサステナブルガイドライン素案に取り入れていく予定です。

【今後の取り組み】
様々な体験や学びを通して、まずはリリカラでできていること・できていないことを抽出。ダイバーシティ&インクルージョンの観点で、「障がい者サポート」「LGBTQサポート」「女性活躍リーダー育成」「若手育成制度」「ウェルビーイング」「その他(ワークインライフ等)」の6つの要素をベースにインプットした知識を最大限活用しながら、サステナブルガイドライン素案作成に向け活動を進めます。

 

3.新制度の検討

「2.サステナブルガイドライン策定」でご紹介した体験学習や研修を受け、スペースソリューション事業における課題をディスカッションし経営層直轄のダイバーシティ検討委員会と意見交換をし、新制度検討に向けて活動していきます。

スペースソリューション事業部内でアンケートを実施し、社員が特に課題に感じていた以下の4つの項目をピックアップ。まずはこの4項目について、優先的に検討していきます。

  • 若手育成制度における課題
  • 女性活躍リーダー育成制度への課題
  • 男性育休制度
  • LGBTQへの対応

【今後の取り組み】
リリカラとしての新制度策定を目標に、まずはわたしたちスペースソリューション事業部ができることとして積極的に課題に向き合うことで活動を推進していきます。また、「1.サステナブルデザインを取り入れた空間の提案」「2.『サステナブルデザイン』ガイドラインの策定」を進めていく中で意見・最新トレンドの収集及び課題の抽出を並行して行う予定です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は、ダイバーシティチームの『人材多様性(ダイバーシティ)拡大に対応した働く場づくり』の活動についてご紹介しました。今後もリリカラのサステナビリティへの取り組みを定期的に発信して参りますので、少しでも興味をもって頂けると嬉しいです。

『働く場所・社会を・もっとサステナブルに』

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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