会議室足りていますか?音問題を解決するWeb会議ブースの選び方- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

会議室足りていますか?音問題を解決するWeb会議ブースの選び方

会議室足りていますか?音問題を解決するWeb会議ブースの選び方

オフィスでWeb会議をする際、会議室が埋まっていて場所が足りない・・。とお困りの方が多いのではないでしょうか?オフィス回帰が高まる中、オープンスペースが主流で個室が少ないオフィスでは会議スペースが不足しています。

Web会議はますます増えているので、広い会議室を仕方なく一人で利用したり、座席でWeb会議に参加して相手に雑音が届いてしまったり、背景への映り込みが気になったり、自分の声が大きくて周囲に迷惑をかけてしまったなどの経験はありませんか?個室の会議室を増やせればよいですが、設備工事や内装工事が発生するなど時間とお金がかかる為、なかなか簡単にはできないですよね。

そこで今回は「費用を抑えて、なるべく早くWeb会議に対応可能な環境を整えたい」さらに「音に配慮した環境づくりをしたい」とお考えの方におすすめしたいWeb会議ブースを5つご紹介します。
また設置する際に、「どの場所に設置できるの?」「設備工事や消防届は必要?」といったお悩みを抱えている方に、設置場所や消防法に関する注意点をお教えします。

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Web会議ブースの選び方

利用目的と人数で選ぶ

Web会議ブース 一人用、二人用、四人用

 

昨今は複数人で参加するオンライン会議なども増えているため、Web会議ブースを選ぶ際には利用目的や参加人数を明確にする必要があります。
例えば、Web会議をする場合は音に配慮して遮音性の高いフルクローズ型のブースが最適ですが、Webセミナーの受講や、発言の機会が少ないWeb会議であればセミクローズ型で十分に事足りるかと思います。
また、製品によっては、1人用以外にも複数人で使用ができるラインナップもあります。1on1などの面談には2人用、複数人でのミーティングであれば4人用といったように、利用目的と人数に応じて最適なブースを選ぶことが大切です。

 

吸音・遮音効果で選ぶ

Web会議ブースのご相談をいただく際には吸音・遮音効果によってお選びいただく場合が多いです。
人事や面談などセキュリティやプライバシーを守る必要がある場合には吸音・遮音機能を重視する必要がありますので、従来の間仕切りによる完全個室かフルクローズ型をおすすめします。

セミクローズ型にもある程度吸音・遮音効果はありますが、天井がルーバー状やオープンになっているので音は筒抜けとなってしまいます。

簡易卓上型にはほとんど防音効果はありませんが、正面に向かっては多少吸音・遮音効果があり、意外にも集中できます。持ち運びや収納が簡単にできるというメリットがあります。

 

予算感で選ぶ

Web会議ブースは高価なものが多く、予算が足りないというご相談も多くいただきます。価格の違いは遮音・吸音性能によるところが多く、フルクローズ型になる程高価格になっていきます。費用が高いと感じてしまうフルクローズ型のブースですが、設置後にも移設することが可能です。ブース自体にスプリンクラーが備え付けてあるため防災設備等の工事をする必要がなく、実はランニングコストをかなり抑えることが出来ます。

セミクローズタイプは比較的導入コストを抑えることができ、かつある程度の吸音・遮音性能がありますので非常におすすめです。設置場所を工夫すれば、セミクローズタイプでも十分に事足りるというケースもあるので、使用目的を明確にした上でレイアウトをご検討いただくことをおすすめします。

卓上型は吸音・遮音性能は劣りますが一番リーズナブルな製品ですので、スモールスタートとしてお試しいただくのもよいかと思います。

ワークブースの種類 卓上型、オープン型、セミクローズ型、フルクローズ型

関連資料:
【解説動画】結局どれがいいの?ワークブース比較解説します!

 

Web会議ブースを設置する際の注意点

設置場所に関する注意点

フルクローズ型のブースを設置する場合には天井高や扉の開口部分の寸法を実測しましょう。複数台設置する際には、開口部が1ミリ足りないだけでも置けない場合があります。

  • 組み立て時に必要な作業スペースがあるか
  • 扉が開く時のスペースがあるか
  • 天井にある照明やスプリンクラーなどの防災設備と十分距離が離れているか
  • 電源との距離は適切か

またセミクローズ型のオープンタイプのブースの設置場所はなるべく静かなエリアに設置することがおすすめです。にぎやかな執務エリアや出入口付近に設置してしまうと集中できません。上部がルーバー状やオープンになっているので音はどうしても漏れてしまい、セキュリティ的なリスクもあります。

 

消防法、防災設備に関する注意点

オフィスで会議室などの「居室」とみなされる個室を作る際は、消防署への届出やスプリンクラー・煙感知器などの防災設備を増設する必要がありますが、フルクローズ型のブースについては、「居室」ではなく「家具」という扱いになるため以下の条件を満たしていれば届出や防災設備工事が免除されます。ただし、購入・設置前に必ずメーカー・販売店へ確認をしましょう。

  • 床面積が6㎡以下である。
  • 天井および壁は不燃材料で仕上げられている。
  • ブース内に住宅用下方放出型自動消火装置が設置されている。
  • ブース内で発生した火災を外部からガラスで目視できる。
  • ブース外に設置されたスピーカーの放送について、ブース内における音圧が65デシベル以上となる。

有効活用するには運用ルールが必要

ただWeb会議ブースを設置するだけではなく、運用ルールを決めておくことをおすすめします。使いたいときに使えないという状況を避け、社員全員が気持ちよく利用できるように以下のようなルールを定めておきましょう。

【運用ルールの例】

  • 予約システムなどを使って事前に確保できるようにする
  • 1回あたりの利用時間の上限を決めて同じ人が独占することを防ぐ
  • 利用目的を明確にする(Web会議以外の使用はOKか?など)

 

【製品紹介】より音を遮断したい場合は、フルクローズ型ワークブース

機密性の高い内容を取り扱うなど周囲に声を聞かれたくないケースにはフルクローズ型のブースがおすすめです。遮音性や吸音性に優れており、クローズド環境を作れるので、周囲を全く気にせず作業に集中することができます。
製品にもよりますが、照明や換気機能や消防設備がついている為、個室会議室を設えるよりも費用を抑えて“こもり空間”をつくることができます。
1人用、2人用、4人用やサイズ・色のバリエーションなど、各メーカー様々なフルクローズ型ブースを取り扱っていますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

関連コラム:
新しい組織・働き方に合わせたオフィス計画に ~フォーンブースを選ぶ5つのポイント メーカー別徹底比較~ 

 

【製品紹介】吸音性能付きセミクローズ型ワークブース

drape(ドレープ): 株式会社オカムラ

ドレープには“ 包む”“まとう”といった意味があり、その名のとおりドレープは、ワーカーを包み込むほどにミニマム なワーク ブースです。視線を遮り、音を和らげる吸音パネルに包まれながら作業に集中することができます。
音の反響を防いでくれる性能は勿論のこと、カラー展開の豊富さとコンパクトさから、写真のように複数台並べて設置いただくケースが多いです。

●参考価格 ※配送料別、施工費別
パネル3枚1920H(トライ)定価¥354,460円(税抜)~
パネル4枚1920H(テトラ) 定価¥410,620円(税抜)~
パネル5枚1920H(ペンタ) 定価¥378,060円(税抜)~

 

ADDSITE(アドサイト): 株式会社イトーキ

アドサイト_ITOKI

ブースのバリエーションが豊富で、仕事の特性に合わせて用意されたスペースをワーカーが自ら選ぶ働き方を実現できます。設えの異なるセミクローズのブースを加えることにより、周りの視線や音をコントロールし、そのブースでの活動に集中できるので効率と生産性向上が期待できます。

●参考価格 ※配送料別、施工費別
フォーカスブース1340H(三方パネルタイプ):定価¥477,120~
フォーカスブース1340H(四方パネルタイプ):定価¥680,220~

 

Fore(フォーレ): コクヨ株式会社

フォーレ_kokuyo

 

音環境に配慮したパネルブースシステムで、高い吸音効果で居心地の良さが感じられます。

1人用以外にもバリエーションが豊富で、個人・チーム作業も周りの視線を気にせず集中できます。また、パネルを自由に組み合わせることで、思い通りのシーンを実現できます。凹凸のあるデザインが特徴的で、とても人気の高い製品です。

●参考価格 ※配送料別、施工費別
ソロチェアーブース1515H:定価¥422,100~
ソロソファブース1515H:定価¥376,500~

 

【製品紹介】周囲の音が気にならない!卓上型ワークブース

QUNON(キュノン): コクヨ株式会社

スモールスタートとしておすすめしたいのが「卓上型のブース」です。
Webミーティングの音に配慮した卓上型テレワークブース:QUNON(キュノン)は、ブース内側に吸音ウレタンが使用されている為、その吸音・遮音効果によって周囲への音漏れを軽減してくれます。
また、上部まで覆うフロントパネルと、顔がすっぽり収まるサイドパネルで音源である口元をしっかりカバー。
Webミーティングでの顔写りに配慮して、上部は透過性のある素材が使用されている為、顔移りが暗くなることもなく、快適にお使いいただくことができます。
「ブースが欲しいけど置く場所がない・・」とお悩みの方におすすめのリリカラ一押しアイテムです。

●参考価格  ※配送料別、施工費別
W880×D660×H670mm 定価¥76,200(税抜)

 

まとめ

Web会議ブースには各メーカーで様々なタイプがございます。
ご相談いただければ目的や用途、性能や価格帯で最も適したものをご提案いたします。
設置する際に注意しなければならないことや法規的な確認もさせていただきます。
またその使い方や利用ルールについてもアドバイスをさせていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。

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