新年度を迎える時期で新たな働き方を検討される企業の方も多いのではないでしょうか。
新しい働き方の一つとして、アジャイル型組織というキーワードが注目されています。この記事では、今「アジャイル型組織」が注目されている理由や、どのような働き方の組織のことを指すのか、またアジャイル型の組織を推進するオフィスデザインとはどのようなものか、についてご紹介いたします。
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目次
アジャイルとは
まずアジャイルという言葉ですが、もともとは「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」を意味する言葉です。ソフトウェア開発における開発手法の一つとして、小単位で実装とテストを繰り返すことで従来よりも開発期間を短縮して進める手法として注目されていました。
アジャイル型の組織とはどんな組織か
「アジャイル型組織」とは、従来の階層的な組織に変わり、組織をフラットな集合体と捉え意思決定の権限を各担当者やチームに分散した組織を指します。権限を社員やチームに分散させることで意思決定のスピードを速め、より効率的に業務を進めることができると考えられています。
オフィスデザインやレイアウトを変更することでコミュニケーションが改善したり、IT化を進めることでテレワークが可能になることも一種のアジャイル化といえます。
アジャイル型組織が注目される理由
企業を取り巻く環境が急速に変化している現代の社会において成長を続けるには、新規参入者やテクノロジーの高度化に合わせて自らも柔軟でスピーディーに進化することが求められます。
次々と訪れる変化やアイデアを出来るだけ早く実現し、改善を繰り返しながら最適化していくというワークスタイルとして、事業開発や組織作りにおいても積極的に取り入れる企業が増えてきています。
チーム力を高めアウトプットのスピードを速めるオフィスデザイン
そんなアジャイル型組織に移行していくにはいくつかのポイントがあります。
組織における目的やビジョンは、メンバーやチームの意思決定や行動に一貫性を持たせることができますし、情報の透明性やリアルタイムのコミュニケーションが取れるツールがあることで、メンバー各自が判断を下す状況を支えます。さらにメンバーやチームが自律的に考え行動できるように働く場をデザインすることも大切な要素です。
ここでは、アジャイル型組織を創る「オフィス家具」をご紹介いたします。
オカムラ クリエイティブファニチュア「SPRINTスプリント」
これまでは働き方に合わせて働く場を「選ぶ」オフィスが一般的でしたが、これからは働き方に合わせて働く場を「創る」ことがオフィスのアイデンティティーとなります。
そこで「SPRINT」では、ボードやモニターを設置する「スタンド」・ホワイトボードやチームで使用するステーショナリーや書類を収納できる「ワゴン」・コンパクトに重ねて収納ができる「スタッキングテーブル・スタッキングスツール」という主に3つの構成からなる家具を用意。
どの家具もキャスター付きで移動がスムーズです。またベルトをひいて自由に動かすことができます。
ボード各種にはホワイトボードやフェンスボードなど用途に応じて様々なボードを引っかけて使うことができます。さらにペンスタンドやツールボックス、モニタースタンドなどオプションも充実しており、自分たちのチームの働き方にベストな家具を構成して取り入れることが可能です。アレンジに迷う際は、ぜひプロにコーディネートをご依頼ください。
■「SPRINT」で実現するチームワーク
①Plan・Develop・Testのサイクルが誕生
次々と生まれるアイデアを素早くカタチにしていくアジャイル型の組織では、業務の目的に合わせてその場で働く場所をアレンジできるスピード感が重要です。
一人ひとりのアイデアを互いにぶつけ合うことで進化・強化させ(Plan)、実際にアイデアを具現化し(Develop)、みんなで試す(Test)ことで新たな気づきを得る。そのサイクルを途切れることなく瞬時に実現できる環境をつくることで、最高のアウトプットを最速で実現する最強のチームが誕生します。
②チームを加速させる3つの要素。そのすべてを一つの空間に
最高のアウトプットを最速で実現するチームをつくるためには、作業内容や参加人数に合わせて環境を最適化すること (Flexible)、思いついたアイデアをいち早く共有すること (Quick)、そして議論のプロセスを「見える化」して認識のズレを防ぐこと(Stock)が重要。
SPRINTはこの3つの要素を1つの空間で実現すさせることができます。
コクヨ「チームシンキング」家具
オフィスに集まるからこそワーカー自身が自由に、フィジカルに使えることにこだわり、リモートにも配慮した、コクヨ独自の「チーム力とアイデアが高まる空間」チームシンキング家具が2021年12月に発売されました。
主なラインアップは、4つです。アクティブな議論を促す半立位の姿勢が取れる昇降スツール「Join(ジョイン)」。チームでの自由な議論をサポートしホワイトボードを立てかければどこでもアイデアスポットとなるチーム用モバイル収納「Carrio(キャリオ)」。軽量で持ち運びしやすいサイズのホワイトボード「Mobile Whiteboard(モバイルホワイトボード)」。昇降フラップテーブル「INITIA(イニシア)」に新たに集まりやすいラウンド天板が登場。ラウンド天板の計上はチームで囲んで座りやすく使い勝手がアップしています。
アジャイルオフィスレイアウト事例
固定席から「ABW (Activity Based Working)」 へ移行された、日産専用船株式会社様のオフィス。
景観と眺望を生かした窓面のミーティングスペースや業務に集中できるブース席など、目的や多様な働き方に合わせた活動スペースを構成することで、質の高い執務やコミュニケーションの実現をめざしました。
ミーティングスペースは、パーテーションやカーテンで空間を区切ることで、他のエリアとの繋がりを確保。アジャイルな会議が可能になりました。
日産専用船株式会社様 事例詳細
「遊び心」を取り入れたデザインで、自由な働き方ができるオフィス
アジャイル型組織を支えるオフィスを実現するには
未来が予測不可能な「VUCA」の現代に、素早く効率的に業務を進める敏捷性の高いアジャイル型組織をオフィスデザインから支援することが可能です。
アジャイルなオフィスや働き方にお悩みの際は、リリカラにご相談ください。働き方の大きな変化を受け入れながら、30,000件の豊富な実績を持つプロフェッショナルなメンバーが貴社の目的や目標に最適なオフィス環境をご提案いたします。