【事例あり】環境に配慮にしたオフィスとは?リリカラの取り組みをご紹介- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

【事例あり】環境に配慮にしたオフィスとは?リリカラの取り組みをご紹介

【事例あり】環境に配慮にしたオフィスとは?リリカラの取り組みをご紹介

6月は環境保全に関する活動が盛んに行われる「環境月間」です。 6月5日は「環境の日」と定められており、これは1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念したものです。この1か月間、国や地方公共団体は環境意識を高めるために様々なイベントを開催します。例えば、環境の日には日本各地のランドマーク施設を「グリーン」にライトアップ。またX(旧Twitter)では「#環境月間」のハッシュタグとともに環境に関する身近な取り組みがシェアされます。

環境配慮の取り組みは企業にとっても社会的責任の一つであるとともに、企業の信頼性や社員のエンゲージメント向上につながる重要な活動です。実際にお客様からお問合せを頂く際にも環境配慮に対する提案が非常に増えてきています。

このコラムでは、環境に配慮したオフィスを構築する為の取り組みについて、事例を交えて具体的なアイデアをご紹介します。

オフィス入居時と退去時に考慮したいこと

この章では、オフィスの入退去時にできる環境配慮の取り組みをお伝えします。

入居時

オフィスの入居時には、環境に配慮した内装材や家具を選ぶことが重要です。
リサイクル素材を使用した内装仕上げ材については、再生材の使用率や使い終わった際の分別とリサイクルの容易性に着目してみてください。

リサイクルが難しい木製品についてはFSC認証(持続可能な森林管理の元で生まれた製品に与えられる認証)の有無を確認しましょう。
さらに、オフィス家具にはグリーン購入法への適合やイスの張地の素材にも注目して選ぶことが大切です。

 

退去時

オフィスの退去時には、廃棄物をプラスチック、紙、ガラスなどリサイクルできる素材を適切に分別しましょう。
またガラスは、透過率や曇り止め・遮音性等の機能ごとに分別しないと再生不可となるので注意してください。

ただこのような産業廃棄物のリサイクルは、廃棄物処理法に基づいて行う必要があるため、産業廃棄物のリサイクルを依頼する際はきちんと許可を取得している業者を選ぶ必要があります。

リリカラは業者の提案実績も豊富です。幅広いネットワークの中から最適な業者を選定します。ぜひご相談ください。

 

環境配慮オフィスの事例

国産天然の木材を使用しCO2の固定化に寄与

国産天然木材を使用したオーダーテーブル

本社会議室のリニューアルのご依頼を受け、国産天然木材を使用したオーダーテーブルをご提案。
テーブルの天板と脚にイチョウの無垢板を採用しました。

テーブル全体で合計約0.53m2の木材を使用し、結果として450kg相当のCO2固定化を達成しました。

関連コラム:
環境配慮型企業リンレイ。イチョウの天然木テーブルを使ったサステナブルな会議室空間に

 

廃棄予定の設備配管を電話台にアップサイクル

工場棟を事務所棟にコンバージョンした事例です。
新しく設けられた1階エントランスの電話台は工場棟時代に使っていた設備の配管を再利用。ガラストップを載せて使用しています。

 

現場から出る端材をアートにアップサイクル

某インフラ系企業様のオフィスリニューアル事例です。
社内外の人が集まるコミュニケーションエリアの壁面に、現場で発生するフローリング材の端材を活用したアートを設置しました。

本来は捨てられてしまう端材を活用することでゴミの排出量を削減するとともにリニューアルプロジェクトのシンボルとしてまた会話のきっかけとなる事を狙いました。

 

工事から入居後まで環境に配慮したオフィス

外光を最大限取り入れたレイアウトにすることで電気使用量を削減

某ファイナンス企業様のオフィスリニューアル事例です。採用された家具はもちろん、レイアウト自体も環境配慮の観点が盛り込まれています。

椅子は、張地に漁網をリサイクルした再生糸からできたファブリックを使用した製品を、デスクは天然原料由来のリノリウムの天板を使用した製品を採用しました。

また、電源工事を削減するためモバイルバッテリーを採用し、外光を最大限取り入れたレイアウトにすることで電気使用量を削減するなど、工事から入居後まで環境配慮の仕組みが整えられたリニューアルプロジェクトとなりました。

 

リリカラの環境配慮への取り組み

この章ではリリカラの環境配慮への取り組みをご紹介します。

リリカラのサステナプロジェクト 

リリカラスペースソリューション事業は、2021年3月にサステナビリティプロジェクト(以降サステナPJ)を発足させ、「働く場所を・社会を・もっとサステナブルに」というサステナビリティ宣言を策定しました。

プロジェクトメンバーは、社内宣言策定に至るまで書籍やカードゲームを活用して知識を習得。そして環境・街・ダイバーシティなど7つのテーマのタスクチームを結成させ、それぞれの目標実現へ向けた活動をスタートさせました。

メンバー以外の社員にもサステナPJの取り組みを知ってもらうため、情報誌を定期的に配布して社内啓蒙を進めています。

関連コラム:
リリカラ オフィスソリューションは 「サステナビリティ宣言」を策定しました
社員みんなで考える・理解する SDGs研修会を開催! ~カードゲーム「2030SDGs」を体験~

 

環境に配慮した素材や商材の提案

その活動の一つである、「環境に配慮したオフィス環境と仕組みづくり」は、2つの目標を掲げて活動しています。一つ目は「環境に配慮した素材や商材の提案」です。

私たちリリカラはオフィスの大きな構成要素である内装材や家具の選定において、環境負荷低減に寄与することのできる製品かどうかをその選定基準の一つとしています。そこで環境負荷低減に配慮した素材・製品をリスト化してお客様にご提案。
またリストは定期的にアップデートをしながらサンプルコーナーや社内イントラに掲載し社内での情報共有と浸透にも努めています。

 

廃棄ゼロチャレンジ リサイクル率85%へ

二つ目の目標は「廃棄ゼロチャレンジ」という現場でのリサイクル率平均85%を柱とした取り組みです。現在リリカラが請負ったオフィスの入居工事における現場排出ゴミのリサイクル率は平均で81%前後となっています。

本年度ではこの数値目標を85%に定め、現場でのゴミ分別方法や解体方法、あるいは中間処理業者や最終処分業者の選定などについて検討検証をしています。

関連コラム:
【サステナブログ vol.1】環境に配慮したオフィス環境と仕組みづくり

 

リリカラは自社オフィス移転で「廃棄ゼロ」を目指します

リリカラは自社オフィス移転で「廃棄ゼロ」を目指しますリリカラは今年の秋にオフィスを移転しますが、ここでもプロジェクトチームが主導となり、オフィス移転に伴う不要物は再加工や売却することでゴミを出さない「廃棄ゼロチャレンジ」に取り組みます。自社移転のため文字通り廃棄ゼロ(リサイクル率100%)達成を目指します。

この移転計画において、現場排出ごみを限りなくゼロに近づけるためにはどういった施策が必要となるのか?自らの移転プロジェクトを通して実施検証をしていく予定です。

オフィスの原状回復や改装工事では、まだまだ使える家具や間仕切り材・床材などが捨てられてしまう現状があります。
このもったいない状況を変えるべく、自社移転では環境負荷低減に寄与することのできる製品など使用する素材一つひとつにこだわりをもち、サステナブルなオフィスづくりを実現します。

この移転に向けた取り組みは、これから途中経過も含めてコンテンツとして社内外に発信していきます。ぜひリリカラの取り組みをご期待・ご参考ください。

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