主体的に気持ち良く働き、エンゲージメントを高める- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

主体的に気持ち良く働き、エンゲージメントを高める

主体的に気持ち良く働き、エンゲージメントを高める

「エンゲージメント経営」、従業員と企業との結びつきを指す経営として、働き方の多様化が進んだコロナ禍を経て意識する方も多くなったのではないでしょうか。

実際にお客様のオフィス構築のお手伝いをするリリカラにおいてもハイブリッドワークが進む中、どのようにして従業員のエンゲージメントを高めていくべきか、といったお悩みをお聞きする機会も増えています。本コラムでは「エンゲージメント」をテーマにリリカラとお客様の施策・取り組みをお伝えします。

トップダウン、ボトムアップ型双方のアプローチ

「エンゲージメント経営」とは、従業員と企業の双方の信頼関係によって組織を成長させていこうという経営方針を指します。

経営においてはトップダウン型におけるアプローチも必要ではあります。一方で現場の声を活かせるような全員参加型の、自分も経営に関わるひとりであるといった「自分ごと化」、主体性を促進するボトムアップ型でのアプローチも、組織全体に方針や取り組みを浸透させ、全員が同じベクトルに向かい前進するためのカギともいえます。いわゆるトップダウンとボトムアップ双方を用いた風土づくりが、従業員のエンゲージメント、そしてイノベーション、生産性向上につながると考えています。

従業員が中心となり、リリカラの未来を考えた

「サステナブルなオフィスとは?」~ワークショップで対話を増やし、自走できる組織へ

リリカラ スペースソリューション サステナブルPJワークショップ〜バリューチェーン分析リリカラ スペースソリューション サステナブルPJワークショップ〜バリューチェーン分析

ここで、私たちリリカラの取り組み例をお伝えいたします。

ひとつめはサステナビリティ宣言の策定です。全社的な新中期経営計画では、「ESGへの積極的な取り組みによるガバナンス強化とダイバーシティの推進」と、長期ビジョン「事業活動を通じてSDGsの目標達成に貢献」が策定されたのに連動して、執行役員である原が スペースソリューション営業本部として旗を振り、まず事務局をつくりました。そして2021年2月、有志メンバーが集まりキックオフ。SDGsコンパスを読み解きながら、リリカラが未来に向けてどうあるべきかを熟考。

その後、何度もワークショップを繰り返し、さまざまな意見交換をしながら、6月に7つのマテリアリティ(重要課題)を含めたサステナビリティ宣言を完成させました。以降、社内外に向けて情報発信したり、SDGs研修会を実施することで、それまでどこか他人事だったSDGsが少しずつ「自分ごと化」できるようになりました。

現在は5つのタスクチームが自走・自律的に活動。各チームが提案し経営に統合するプロセス、いわゆるボトムアップとトップダウンを組み合わせたトップダウンデモクラシー型でプロジェクトは動いています。

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サイトリニューアルをきっかけにMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)の浸透

ふたつめは、2021年末にはサイトリニューアルとタイミングを合わせMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)の見直しを行いました。(事業概要:私たちリリカラスペースソリューション営業本部の新しいVISION)

MVVをより組織に浸透、具現化するために、各部署のメンバーが参加して、ディスカッションを繰り返しました。そしてリリカラは「はたらく をもっとゆたかにしていく」存在であると定義づけし、リリカラブランドをより明確にして、サイトや事業案内などに展開しました。

「私たちは社会にどのような存在でありたいか?」「どういう価値を提供すれば成長できるのか?」など、これまであまり考えていなかったことを真剣に考え、意識統一を図りました。お互い腹を割って話すことで風通しが良くなり、センターオフィスや自宅など働く場所は別々でも気持ちをひとつにすることができていると実感しています。

ブランドを守るため全員出社という企業も

従業員全員のベクトルをひとつにしたオフィスのリニューアル

先日、リリカラで手掛けたオフィスリニューアルの事例もご紹介します。こちらは、某ブランドを展開する企業で、すでに従業員はブランドを熟知し、ブランドを守るためにどういう振る舞いをすればいいのかをしっかりと理解して働いていました。

店舗勤務とオフィス勤務とで不公平感が出てしまっては、せっかく揃っている従業員全員のベクトルがバラバラになってしまうからとテレワークは取り入れず、基本的に100%出社としました。よって、新しいオフィスでは感染リスクを避けるように距離を取ったレイアウトを心掛け、従業員に対してホスピタリティあふれる空間をつくり、ブランドイメージを継承。ホスピタリティと聞くと従業員をもてなすかのようですが、誰もが気持ちよく働ける環境を用意し、それによりエンゲージメントを高めるという意図がありました。

企業それぞれで考え方が異なるとは思いますが、いずれにせよ、経営方針やブランドの方向性を明確にし、従業員が腹落ちして働けるように整えることが重要です。

「働く場」は時代・社会・ライフスタイル・価値観の変化に合わせて常にアップデートが必要です。人生の中でも多くの時間を費やすオフィスで過ごす時間をより豊かにし、お客様のビジネスの成長に貢献したい、という思いを大切にしながら、わたしたちは、人・社会・企業の持続的成長の実現のために寄り添いともに歩みます。リリカラでお力になれることがありましたら、何なりとご相談ください。

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