優秀な若手人材の確保・定着に役立つ! Z世代を理解したうえでのオフィス構築- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

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優秀な若手人材の確保・定着に役立つ! Z世代を理解したうえでのオフィス構築
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優秀な若手人材の確保・定着に役立つ! Z世代を理解したうえでのオフィス構築

最近よく耳にする言葉、Z世代。1990年代なかば以降に生まれた人を指し、Z世代が社会で活躍するようになり数年が経ちます。マネジメント層のなかでは、Z世代の従業員の考えていることを知り、人材採用や定着に役立てたいと考えている人も少なくないはずです。そこで、Z世代の価値観を紐解き、Z世代に選ばれるオフィス事例をご紹介します。

Z世代にはどういうバックグラウンドがあるのか?

 Z世代のイメージ

Z世代に選ばれる働き方、オフィスの在り方を考える前に、まずはZ世代のいまの価値観を形づくっているのは何なのかを考えてみましょう。以下にZ世代が育ってきた環境、バックグラウンドを記します。

  • 進化したデジタルデバイスと接して育ってきた。SNS等で自分の意見をリアルタイムで公表し、広い世界とアクセスしている。情報感度が高く、社会課題にも関心がある。
  • リーマンショック、東日本大震災などを経験したことから安定志向。行動するにもリスクマネジメントを考える。
  • 多様性を当たり前のことと受け止めており、自分らしさを尊重する傾向が強い。
  • 有名ブランドよりも自分が気に入ったものやオリジナリティに魅力を感じている。

 

Z世代の仕事観を知ると、新しい働き方が見つかる

Z世代は会社や仕事に対してどのように考えているのでしょうか。主な特徴をあげてみました。

効率的で、柔軟な働き方ができる企業を選ぶ

価値観は人それぞれと認識し、他者を尊重して自分らしさを大切にするZ世代。プライベートに影響を及ぼすほど長時間働くことは好まず、仕事とプライベート両方が充実する環境を選びます。リモートワークやフレックスタイム制の導入、副業を解禁している企業であれば、タイムパフォーマンスよく働ける、自分の都合に合わせた働き方ができると捉えます。

心理的安全性が保たれた環境を希望する

日常的にSNSで自分の意見を書き込むZ世代は、職場においても自分の気持ちを吐露できる環境を好みます。多様な価値観を受け入れて育ったため、自分自身の価値観も受け止めてほしいと考えます。よって、上下関係がゆるくフラットに話せる風通しの良い職場であれば、自分らしく働けると考えます。また、信頼して仕事を預けてくれ、困ったときには協力してくれるマネージャーのもとならがんばって働きます。

リアルな対話も大切と考えている

オンラインミーティングやチャットツールをそつなく使いこなすZ世代でも、会って話すことの重要性を感じています。多様な人の意見を聞き、協働作業をしたいとも考えているので、チームミーティングが頻繁に開かれることを好みます。一方、仕事とプライベートの線引きがはっきりしているので、業務時間外の飲み会については相手や状況次第で参加します。

社会問題・環境問題に関心がある

Z世代は、インターネットでさまざまな情報に触れて育ってきたため、社会問題・環境問題にも関心が高いとされています。SDGsの目標達成を掲げる企業や社会貢献活動をしている企業で働きたい人が多いのも特徴です。

 

未来のオフィスは、いまZ世代に支持されるオフィス

まだまだ若いZ世代ですが、やがて組織の中核を担う存在になります。会社の未来を想像しながら、Z世代に支持されるオフィスを考えてみましょう。

ABWが導入されたオフィス

その日の気分や仕事内容に応じて、自分で働く場所や時間を選べるABW(Activity Based Working)が理想です。働く場はオフィスだけでなく、自宅やカフェ、シェアオフィスやサテライトオフィスなども含まれます。

サステナブル、SDGsを意識したオフィス

働き方が多様化する中で持続可能なオフィスとはどうあるべきかは次のとおりです。

①誰もが使いやすく、自由に情報発信・情報共有ができる。
②ストレスを感じさせない心身共に健康に働ける環境・制度である。
③垣根を超えたコミュニケーションを活性化して絆を深める。
④先進ICTを実装した働き方ができる。
⑤交流とプライバシーが両立されている。

また、オフィスで使う家具や資材は、環境に配慮されているかどうか、長く使えるかどうかが重要です。見ただけでは環境配慮型とわからないモノの場合は、説明を書いて貼っておくことで、Z世代だけでなく全従業員およびオフィスを訪れるステークホルダーへの意識付けになります。

企業理念が反映されたオフィス

社会への関心度が高いZ世代は、社会的意義を明確にしている企業に惹かれます。どのような理念を掲げ、どのような活動をしているかを知り、さらに従業員にどの程度浸透しているかも見定めます。企業理念がしっかりと落とし込めたオフィスだと、Z世代は納得して働くことができます。

 

リリカラが手掛けたZ世代に支持されるオフィス施工事例

当社でオフィス構築を手掛けた企業様3社では、解決したい経営課題に向きあった結果、Z世代にも支持されるオフィスとなりました。

ABWを導入したゼット・エフ・ジャパン様

ワンフロアをゆるやかに4つに区切り、オープンで自由度の高い空間。執務エリアは固定席からフリーアドレス制へ変更。従業員が自分の好きな場所を選んで働けるようにしました。心身の健康にも配慮したユニークな什器も採用しています。

>>>コラボレーションの創出を目指し開放的なオフィスにリニューアル

 

サステナブル、SDGsを意識した某製造販売会社様

新オフィスのコンセプトは「GROW UP FIELD」。CO2削減を意識したサステナブルな床材を採用したり、各所にグリーンを多く取り入れるなど、コンセプトを体現した有機的なオフィス空間に仕上げました。

>>>つながりと成長を促すオフィス‐「GROW UP FIELD」
サステナブルなマテリアルにより有機的なオフィス空間へ

 

理念を反映した某食料品メーカー様

某食料品メーカー様

ブランドイメージをモチーフとしたオリジナルサインをつくり、オフィスのさまざまなところに掲出。オフィスコンセプトを「FARM」(農場)とし、実のなる植物を配置することで農場での収穫をイメージさせる仕掛けに。サインや植物を通じ、こちらの企業様の個性を表現しました。

>>>ニューノーマルな働き方へ挑戦し、ワーカーのつながりを強化する

 

まとめ

Z世代に選ばれる働き方やオフィスの特徴は、まさに新しい働き方、新しいオフィスのかたちにフィットします。前述した要点を押さえてオフィスを構築することで、Z世代だけでなく全従業員の働き方に寄与できるのではないでしょうか。ぜひ、Z世代にプロジェクトに参加いただいて、理想のオフィスをつくりましょう。

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