【2026年最新・注目5事例】リフレッシュスペースとは?社員の幸福度と生産性を高める空間設計完全ガイド

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働き方の多様化が進む現代において、オフィス内の「リフレッシュスペース」が注目を集めています。リフレッシュスペースとは、単なる休憩室ではなく、社員の幸福度を高め、生産性を向上させるための空間です。適切に設計されたリフレッシュスペースは、社員が心身をリフレッシュし、同僚とのコミュニケーションを深め、新しいアイデアを生み出す場所として機能します。

本記事では、リフレッシュスペースがもたらす具体的な効果、最新の設計ポイント、そして実際の導入事例5選をご紹介します。自社のオフィス環境改善のヒントとしてお役立てください。

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目次

データで見るリフレッシュスペースの必要性【2026年版】

この章でわかること

・社員の「幸福度」と企業の「生産性」には明確な相関関係がある
・2026年は「ウェルビーイング」と「人的資本経営」がオフィス作りの鍵になる

コロナ禍を経て、オフィスの役割は「作業する場所」から「イノベーションとつながりを生む場所」へと再定義されました。特に2026年に向けて注目されているのが、「人的資本経営」「ウェルビーイング」です。

人的資本経営とは、人材を”コスト”ではなく”資本”として捉え、その価値を最大限に引き出すことで企業価値を高める経営手法です。経済産業省も推進しており、ESG投資(環境・社会・企業統治を重視した投資)の観点からも重要視されています

「ウェルビーイング」とは?
身体的・精神的・社会的に良好な状態のことを指します。単に病気がないだけでなく、心身ともに満たされ、幸福を実感できている状態です。2026年の企業経営において、社員のウェルビーイングを高める職場づくりは、持続的成長を左右する最重要戦略となります。

「幸福度」と「生産性」の関係

社員の幸福度は生産性と深く関わっています。以下は、その重要性を示す2つのデータです。

出勤していても本来の力を発揮できない社員が9割

2019年の調査によると、出勤していても心身の不調で100%のパフォーマンスを出せていない社員は約9割に上ります。リフレッシュ不足は、見えないコストとして企業の生産性を蝕んでいます。

※株式会社保健同人社・株式会社ヒューマネージ「60万人のプレゼンティーズム調査研究による分析結果を発表」(日本の人事部, 2019年12月26日)

幸福度が高いほど、生産性も高い傾向

OECD(経済協力開発機構:先進国を中心とした国際機関)諸国のデータなどから、「幸福度の高さ」と「労働生産性」には相関関係があることが示唆されています。社員が心地よく働ける環境への投資は、単なる福利厚生ではなく、合理的な経営戦略と言えます。

※ニッセイ基礎研究所 岩﨑敬子「幸福度が高まると労働者の生産性は上がるのか?-大規模実験を用いた因果関係の検証:プログレスレポート-」(2020年1月15日)

リフレッシュスペースがもたらす5つの効果

この章でわかること

・リフレッシュスペースは単なる休憩所以上の5つの経営効果をもたらす
・採用ブランディングや離職防止にも直接的な効果がある

戦略的に設計されたリフレッシュスペースは、以下の5つのメリットを企業にもたらします。

1. 生産性が向上する

人間の集中力には限界があります。執務エリアとは異なる環境で脳を休めることで、オン・オフの切り替えがスムーズになり、業務効率や集中力が回復します。

2. コミュニケーションが活発になる

給湯室や喫煙所で行われていたようなインフォーマルな会話(形式ばらない気軽な雑談)を、より開放的な空間で促進します。部署を超えた偶発的な出会いが、縦割り組織の弊害を解消します。

3. 創造性が豊かになる

リラックスした状態での会話や、異なる視点を持つ社員同士の交流(マグネットスペース効果:人が自然と集まる磁石のような場所が生み出す交流促進効果)は、新しいアイデアやイノベーションの源泉となります。

4. 社員の満足度・定着率が上がる

社員が心からくつろげる環境を提供することは、「会社が自分たちの健康や快適さを大切にしてくれている」というメッセージとなり、エンゲージメント(会社への愛着や帰属意識)を高め、離職率の低下に寄与します。

5. ブランディングに寄与し、採用力が強化される

洗練されたリフレッシュスペースは、企業文化を視覚的に伝える最強のツールです。採用面接時にオフィスを見学してもらうことで、求職者への強力なアピールポイントになります。

効果を最大化する!快適な空間設計7つのポイント

この章でわかること

・失敗しないリフレッシュスペース作りのための具体的かつ最新の設計手法
・「バイオフィリック」や「サステナブル」など最新トレンドの取り入れ方

ただソファを置いただけでは、効果的なリフレッシュスペースにはなりません。以下の7つのポイントを押さえましょう。

ポイント1:運用ルールを考える

「サボっていると思われないか」という心理的ハードルを下げる工夫が必要です。「15分以内の仮眠推奨」「飲食自由」などの明文化されたルールや、上層部が率先して利用する文化作りが重要です。

ポイント2:窓辺に配置して開放的に

自然光と眺望は最高のリフレッシュ材です。窓辺にカウンター席を設けることで、視線が遠くに抜け、眼精疲労の軽減にもつながります。

ポイント3:執務エリアとデザインを変えて印象チェンジ

執務室が機能的な寒色系なら、リフレッシュスペースは暖色系や木目調にするなど、視覚的に「モードチェンジ」を促すデザインを採用しましょう。
ここで意識したいのが、「CMFデザイン」という考え方です。CMFとは、Color(色)、Material(素材)、Finish(仕上げ)の頭文字をとったもので、空間の印象を左右する3つの重要な要素を指します。
例えば、執務室は「寒色×スチール×マット仕上げ」でノイズを排して集中力を高め、リフレッシュスペースでは「暖色×木目や布×柔らかな手触り」を取り入れて緊張を解きほぐします。
このように、色だけでなく素材や仕上げまで踏み込んで変化をつけることで、五感が刺激され、より効果的な「脳のオン・オフ」が可能になります。床材の素材感を変えるだけでも、足裏からの感触が変わり、自然と気分転換につながります。

ポイント4:ソロスペースを用意する

誰かと話したい時もあれば、一人で静かに過ごしたい時もあります。壁に向かった席や、半個室のブースなど、一人になれる「ソロスペース」の確保は、内向的な社員の満足度も高めます。

ポイント5:バイオフィリックデザインを取り入れる

植物や自然素材を取り入れる「バイオフィリックデザイン」(自然との繋がりを空間に取り入れるデザイン手法)は、ストレス軽減と創造性向上に科学的な効果が認められています。本物の植物の設置が難しい場合は、フェイクグリーンや木目調素材でも一定の効果があります。

ポイント6:カフェカウンターを設ける

コーヒーマシンやウォーターサーバーを設置したカフェカウンターは、人が自然と集まる「マグネット(磁石)」の役割を果たします。そこでの雑談が、仕事の課題解決のヒントになることも少なくありません。

ポイント7:サステナブル素材の活用(2026年トレンド)

再生素材を使用した家具や、廃材をアップサイクル(不要になったものに新たな価値を加えて再利用すること)した内装材の利用は、2026年の大きなトレンドです。環境への配慮を空間で表現することは、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を示すとともに、環境問題や社会課題への意識が高いZ世代の社員からの共感を得やすくなります。

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本社と地方拠点の環境格差を解消する方法

この章でわかること

・本社と拠点の「オフィス格差」がもたらすモチベーション低下の問題
・限られたスペースや予算でも実現できるリフレッシュ環境の作り方

本社は豪華なリフレッシュスペースがある一方、地方拠点は殺風景な休憩室のみ……こうした「オフィス環境格差」は、社員のモチベーションに悪影響を及ぼします。

全拠点統一のデザイン戦略

すべての拠点で大規模な改装は難しくても、「企業カラーを取り入れた家具」「同じ種類のコーヒーマシン」など、共通のアイコンを導入することで、組織の一体感を醸成できます。

狭小スペースでも社員がリラックスできる工夫

専用の部屋が確保できない場合でも、諦める必要はありません。

  • デッドスペースの活用:
    廊下の隅や窓際にハイカウンターを設置する。
  • 多機能家具の導入
    収納棚を兼ねたベンチソファや、折りたたみ可能なテーブルを活用する。
  • 視覚効果:
    壁の一面だけアクセントクロス(壁紙)を変える、観葉植物を一つ置くといった小さな変化でも、心理的なリフレッシュ効果は生まれます。

【注目5事例】リフレッシュスペース成功事例

ここからは、リリカラが手がけた実際の施工事例と、最新トレンドを取り入れたモデルケースをご紹介します。

事例1:昼と夜で印象が変わるリフレッシュスペース

ウェーブロックホールディングス株式会社様
出社機会が減少する中で、社員のメンタルケアを目的に設計。昼は明るくカジュアルなカフェ、夜は照明を落としたラグジュアリーなバーのような雰囲気に変化します。時間帯によって空間の役割を変えることで、リフレッシュと社内交流の両立を実現しました。

事例2:バーのようなリフレッシュスペース

サッポロ不動産開発株式会社様
シェアエリア中央に配置された半円形のカウンターデスクが特徴。カウンター内にはドリンクサーバーや書籍を配置し、偶発的な会話を促進。就業後は生ビールサーバーを活用した懇親の場としても機能し、社員同士の距離を縮めています。

事例3:多機能な「エンゲージメント・カウンター」

ザルトリウス・ジャパン株式会社様
エントランス付近に設置された木目調のステージ空間。普段はリフレッシュや交流の場ですが、スクリーンを下ろせばミーティングスペースに早変わり。ドリップコーヒーを待つ間の「隙間時間」を、コミュニケーションの機会に変える設計です。

事例4:ユニバーサルデザインへの配慮

大東コーポレートサービス株式会社様
車いす利用の社員にも配慮し、適切な高さのテーブルや広い動線を確保。オフィス内で最も眺めの良い場所に配置することで、すべての社員が公平にリフレッシュできる「ダイバーシティ&インクルージョン」(多様性の尊重と受容:様々な背景を持つ人々を受け入れ、誰もが活躍できる環境を作ること)を体現した空間です。

事例5:疲労軽減+環境配慮型スペース

株式会社横浜シミズ様
深夜業務に対応するため、仮眠可能な大型ソファを導入。間仕切りにはペットボトル再生樹脂を使用し、本物の植物を挟み込むことで、環境配慮と癒やし効果を両立させています。

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第6章:リフレッシュスペース導入の進め方とリリカラのサポート

この章でわかること

・リフレッシュスペース導入の具体的なステップ
・リリカラが提供する「上流からのトータルサポート」のメリット

導入の5つのステップ

リフレッシュスペースの導入は、以下の手順で進めるとスムーズです。

  1. 現状調査・課題抽出
    社員アンケートや利用状況調査を行い、潜在的なニーズを把握します。
  2. コンセプト策定
    「誰に」「どんな過ごし方を」してほしいか、目的を明確にします。
  3. レイアウト・デザイン設計
    動線やゾーニングを考慮し、具体的なプランを作成します。
  4. 施工・家具選定
    機能性とデザイン性を兼ね備えた内装工事と家具手配を行います。
  5. 運用ルール策定・周知
    導入後の利用促進に向けた広報を行います。

リリカラの3つの強み:働く環境の課題解決パートナー

リリカラは単なる内装工事会社ではありません。「はたらくをもっとゆたかに」をコンセプトに、以下のようなトータルサポートを提供しています。

  1. 上流工程からの支援
    経営課題のヒアリングをはじめ、企画段階から伴走します。。
  2. 豊富な実績とデザイン力
    最新トレンドと御社の企業文化を融合させた、世界に一つの空間を提案します。
  3. ワンストップ対応
    デザイン、設計、施工、家具手配、ICT環境構築まで一括で対応可能です。

まとめ

リフレッシュスペースは、もはや「あると嬉しい福利厚生」ではなく、「企業の持続的成長に不可欠な経営資源」です。

2026年に向けて、ウェルビーイングやサステナビリティ(持続可能性:環境や社会に配慮した企業活動を通じて、長期的に発展し続けること)への配慮はさらに重要性を増します。社員が誇りを持ち、生き生きと働ける環境を整えることは、生産性向上、人材確保、そして企業価値の向上に直結します。

「ウチの会社ならどんなスペースが作れるだろう?」「予算内で効果的な改善をしたい」
そうお考えの担当者様は、ぜひ一度リリカラにご相談ください。小さな工夫から大規模リニューアルまで、最適なプランをご提案いたします。

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