会社にアウターブランディングを取り入れよう!インナーブランディングとの違いは!?- コラム|オフィス移転・内装レイアウト・デザインならリリカラ株式会社

会社にアウターブランディングを取り入れよう!インナーブランディングとの違いは!?

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会社にアウターブランディングを取り入れよう!インナーブランディングとの違いは!?

市場内で自社の存在感を高め選ばれる企業になるためには、どのように自社の魅力を伝えるべきでしょうか?もし、自社の価値を十分に伝えられなければ、顧客や取引先から選ばれる機会が減少し、競争力を失うリスクがあります。

そこで重要になるのが「アウターブランディング」です。アウターブランディングは、企業の魅力や価値を顧客や取引先に効果的に伝えるための戦略であり、他社との差別化やブランドの信頼性向上を実現するための鍵となります。

この記事では、アウターブランディングの基本や取り入れる方法、成功に導くポイントをご紹介します。まずはこの記事を参考に、自社のブランディング戦略を見直してみましょう!

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アウターブランディングとは

アウターブランディングは、企業が顧客や取引先に対して自社の価値や魅力を効果的に伝えるための戦略的活動です。企業の外部イメージを形成し、他社との明確な差別化を図ることを目的としています。
競争が激化する現代のビジネス環境において、アウターブランディングは企業の成長と持続的発展を支える重要な要素となります。顧客の期待に応えるだけでなく、ブランドの認知度や信頼性を高めることで、企業の競争力を向上させることができます。

インナーブランディングとの違い

アウターブランディングの対となる概念にインナーブランディングがあります。
アウターブランディングは外部へ向けた活動ですが、インナーブランディングは社内の従業員を対象とした活動であり、主に社員のモチベーションを高め、企業文化を育成することを目的としています。
この二つの概念は互いに独立した存在ではなく、むしろ相補的な関係にあります。内部で培われた企業文化や価値観は、外部へのメッセージやブランド表現の基盤となるため、両者の連携は企業の全体的なブランド戦略において重要です。

アウターブランディングのメリット6選

アウターブランディングが単なる広告やプロモーションと異なるのは、企業の持続的な成長を支えるメリットがあるからです。ここでは代表的なアウターブランディングのメリットを6つご紹介します。

認知度の向上

アウターブランディングの一番のメリットは、企業の認知度が向上することです。魅力的なメッセージを発信することで消費者やメディアの注目を集めやすくなり、口コミやSNSなどを通じた情報拡散も期待できます。これにより、企業やブランドの存在感が高まり、結果として認知度が大きく向上します。

他社との差別化

企業独自の価値や魅力を際立たせることにより、競合他社にはない独自性が明確になります。さらに、一貫性のあるメッセージを発信することで、価格や機能以外の魅力を喚起し顧客の記憶に残りやすくなります。その結果、競争が激しい市場においても強い存在感を示すことができます。

ブランドの信頼性向上

アウターブランディングによる一貫したメッセージやビジュアル発信を通じて、顧客との長期的な関係構築が促進され、信頼を築くことが可能です。この信頼関係はリピート顧客を生むだけでなく、顧客が他者に推薦する際の大きな要因にもなります。

顧客との関係強化

企業の価値観やストーリーを外部に発信する活動を通じて、顧客に共感や信頼を生み出します。これにより、顧客との感情的なつながりが深まります。また、一貫性のあるブランドメッセージや魅力的な体験を提供することで、顧客のロイヤルティが向上し、長期的な関係の構築につながります。

新規顧客の獲得

ブランドの知名度が向上し、企業の価値観や独自性が明確に伝わることで、これまで企業や商品を知らなかった潜在的な顧客層にアプローチできるようになります。また、共感を呼ぶブランドメッセージやストーリーが消費者の興味を引きつけて購買意欲を喚起する効果もあります。

優秀な人材の引き寄せ

企業がビジョンやミッションを明確に外部に伝えることで、企業の存在が注目されるとともに、ビジョンに共感する人が増えます。さらに、明確なブランドイメージを持つ企業は信頼感や安心感を与えるため、結果として優れた人材の採用につながります。

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アウターブランディングで重要になるポイント

ここでは、アウターブランディングを成功させるために重要なポイントを紹介します。

ポイント1.記憶に残る企業紹介テキストの作成

企業の存在を顧客にしっかりと認識してもらうことが、アウターブランディング成功の第一歩です。そこでまずは自社がどのような企業であるかを記憶に残る表現で言い表しましょう。
例えば企業の特徴を端的に表現したキャッチフレーズは、顧客に企業の存在を深く刻み込ませます。
また、ブランドの背景や理念を物語として伝えるストーリーテリングは、顧客と感情的につながり、ブランドへの深い理解と共感を生み出します。

ポイント2.認知拡大したい層に合わせたチャネルの活用

考案したキャッチフレーズやストーリーテリングを幅広く認知させるためには、ターゲット層がよく利用するメディアやプラットフォームを選定し、そこに適切なメッセージを届けることが重要です。
若年層をターゲットにする場合は、InstagramやTikTokといったソーシャルメディアが有効ですが、ビジネス層を狙うのであれば、LinkedInや専門誌への広告掲載などを検討してみましょう。
また、オンラインとオフラインを結合させるオムニチャネル戦略でブランド体験を提供することで、顧客はどのチャネルを通じても同じブランド価値を感じやすくなり、信頼感が高まります。

ポイント3.自社オフィスの活用

実は自社オフィスも、アウターブランディングに活用できます。オフィスは企業ブランドを直接PRできる場です。ブランドの個性や理念がしっかりと反映されたオフィスに、来訪してもらうことで企業の世界観を肌で感じてもらうことができます。企業の魅力をよりわかりやすく伝えたい場合は、オフィス内にブランドストーリーを表現したディスプレイやオリジナルのアート、オフィスパンフレットを用意すると効果的です。
そして多くの方に来訪してもらえるよう、オフィスツアーやイベントを企画してみましょう。同時にオンラインでのオフィス紹介やバーチャルツアーを開催すると、遠方の方にもブランディングできます。

自社オフィスの活用例【リリカラ株式会社】

弊社リリカラ株式会社は、2023年に新しいオフィスへ移転。この移転では、移転先の選定からコンセプトづくり、デザインまで、社員がボトムアップで考えて創り上げました。オフィスの様々な箇所に自社らしさを詰め込んでいますが、特にエントランスのアートウォールは、会社の「これまで」と「これから」を象徴するデザインになっています。

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移転後は「最新のオフィストレンドを知りたい」「オフィス構築のヒントを得たい」といった方に向けて、オフィスツアーを開催。来訪者にはオフィスのコンセプトや特徴、レイアウト図をまとめたパンフレットをお渡しし、オフィスづくりのプロセスや体制、デザインのポイントを詳しくご紹介しています。

ツアーに参加されたお客様からは、「会社の理念がよく伝わった」との声を多数いただいており、新規顧客の獲得やパートナーシップの強化に発展。さらに、複数のメディアから取材を受けるなど、新たなオフィスは社員のみだけではなく外部の方からもご好評をいただいています。

社員の力で創り上げたオフィスは、私たち自身のブランディングツールとしても機能し、訪れた方々との新たなつながりを生み出す貴重な拠点となっています。

アウターブランディング成功のための手順

アウターブランディングを成功に導くためには、手順を知ることが重要です。ここでは、具体的な手順についてご紹介していきます。

1.自社の商品やサービスの現状を知る

サービス

自社の価値を明確にするためには、まず商品やサービスの現状を正確に把握し、自社の強みと弱みを整理することが大切です。そのために、市場調査データを活用し、製品やサービスの品質、価格、提供方法について評価を行いましょう。さらに、競合他社と比較しながら市場でのポジショニングを確認し、顧客からの評価を詳しく分析することで、打ち出すべき自社の魅力が見えてきます。

2.社外にどのようなイメージで広げていくか決める

次に、企業のビジョンやミッションに基づいて、理想的なブランドイメージを描き、外部に向けて発信するイメージを決めます。
例えば、「環境に優しい企業」としてのブランドイメージを強調する場合、製品のエコロジー性や持続可能なビジネスモデルをアピールポイントとして設定することが考えられます。
また、ターゲットとする顧客層のニーズや価値観を考慮し、対象者に響くメッセージを作成することが重要です。この際にはメッセージ内容だけでなく、ブランドのロゴやスローガン、ビジュアルスタイルにも一貫性を持たせることが求められます。企業のストーリーや理念を明確にして効果的に伝えることが、ブランドイメージを具現化するための鍵となります。

3.認知拡大の方法を決める

最後に、決定したブランドイメージを広める具体的な方法を策定します。
広告やプロモーション、ソーシャルメディアの活用など、さまざまなチャネルを組み合わせて戦略を立てることが重要です。
また、オフラインでのイベントや展示会への参加を通じて、直接顧客と接触する機会を設けることも効果的です。こうした手段を通じてターゲット層の生の声を集めると、効率的なアプローチが可能になります。
さらに、デジタルマーケティングを活用し、ターゲットごとにパーソナライズされたコンテンツを提供することで、興味を引くコンテンツを発信し、ブランドの認知拡大につながるエンゲージメントを深めることが期待できます。

アウターブランディングを取り入れましょう

アウターブランディングは、企業が顧客や取引先に自社の価値を効果的に伝えるための戦略です。インナーブランディングとは異なり、外部向けの活動として認知度や信頼性を向上させる役割があります。
自社の現状分析、理想的なブランドイメージの策定、効果的なチャネルの活用がアウターブランディングを進める際のポイントとなります。
また、自社オフィスの活用もアウターブランディングを実施するうえで効果的です。オフィス構築のプロであるリリカラでは自社のオフィスツアーを随時開催しています。オフィスデザイン会社のノウハウが詰まったオフィスをぜひご覧いただき、貴社のオフィス構築にお役立てください。

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