インナーブランディングで唯一無二の組織に!競争力強化と企業価値向上を実現する方法- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

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インナーブランディングで唯一無二の組織に!競争力強化と企業価値向上を実現する方法
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インナーブランディングで唯一無二の組織に!競争力強化と企業価値向上を実現する方法

現代社会は、VUCAと呼ばれる変動性・不確実性・複雑性・曖昧性に溢れた時代です。こうした課題を解決し、企業の競争力強化と企業価値向上を実現するために重要な役割を果たすのが、「インナーブランディング」です。

本コラムでは、インナーブランディングのメリットや進め方、そしてブランディング強化に欠かせないオフィス構築の事例まで徹底解説します。

インナーブランディングとは、個々の力と組織の一体感を高める手法

インナーブランディングとは、企業が自社の「理念」「ビジョン」「価値観」など従業員や関係者に共有し促すブランディング手法です。

一般的なブランディングが外部の顧客や市場に対して行われるのに対し、インナーブランディングは内部の従業員や関係者にブランドイメージを浸透させていきます。単なる社内啓発活動にはない効果をもたらし、一貫性のある組織文化の構築が期待できます。

インナーブランディングのメリット

組織力と企業アイデンティティの強化

インナーブランディングを実行すると、企業文化が形成されて部門間の隔たりがなくなり、意思決定が円滑に進みます。これによって、VUCA時代の変化に柔軟に対応できる組織づくりが可能に。同時に、従業員が企業の価値観を深く理解し、組織全体が誇りを持って自社独自の魅力を顧客に伝えることができるようになります。

従業員のモチベーション向上と人材定着

インナーブランディングを実行すると、従業員が組織の理念に共感し、自らの役割を理解します。そうすると従業員は自律的に行動し、主体的に課題に取り組むように。

のエンゲージメントやモチベーションを向上させることは、チームの結束力を高め人材流出防止に繋がります。

このようなポジティブな姿勢の広まりが、離職率の低減と組織全体の安定に繋がります。

採用活動の強化

インナーブランディングにより共通の価値観や信念に基づく組織文化が構築されると、従業員は会社に愛着を感じ、仕事への意欲が高まります。その結果、働きがいのある環境が形成され、優秀な人材が引き留められます。一方で、従業員一人ひとりが持つ高い能力と魅力的な企業文化は、優れた人材を引きつける力に。この相互作用が組織全体の力を高めます。

また、インナーブランディングの一環としてオフィスをアップデートすることが重要です。オフィスの魅力は、従業員だけでなく、求職者にとっても重要なポイントであり、就活生の9割が「綺麗で働きやすい魅力的なオフィス」は志望度が上がると答えている調査結果もあります。これによって、採用力を強化し、組織にとって有益な人材を引き寄せることができます。

出展:企業選びで「オフィス環境」を重視する就活生は8割以上。新卒採用に向け各社が行う「環境整備」は?|人事のプロを支援するHRプロ (hrpro.co.jp)

 

顧客満足度・企業価値向上

企業間競争が激化する現代において、ブランド価値が高い企業は市場での優位性を確立し、価格競争に巻き込まれずに商品やサービスの提供が可能になります。

組織内の価値観を共有するインナーブランディングは、一貫性のあるブランドメッセージをつくる基盤となります。従業員がブランドを体現することで、外部ステークホルダーに対して企業が提供する価値がしっかりと伝わり、信頼関係の構築が強固に。さらにが組織の価値観や目標に共感すると、自らの仕事に誇りを持つようになります。その結果、サービスや製品の品質が向上し、企業はポジティブな評価を受けることが期待できます。

インナーブランディングを成功させるためのポイント

長期的な視点を持ち、継続的な改善を行う

インナーブランディングは、企業の核となる理念やビジョンに基づいた組織文化を育成し、従業員一人ひとりの意識や行動を変える取り組みです。組織文化を根本的に変える可能性もあるため、急いでブランドへの共感や信頼を得ようとすると、従業員の反発や形骸化のリスクがあります。そのため従業員が変化を理解し、受け入れるための時間を設けることで、組織全体がブランドの理念に共感しやすくなるでしょう。定期的に効果を測定し、改善を重ねながら徐々にブランドを浸透させていきましょう。

従業員とのコミュニケーションを大切にする

従業員がブランドイメージを理解し共感できるようになるためには、経営層が従業員とのコミュニケーションを活性化させ、企業理念やビジョンを明確に伝える必要があります。

経営層と従業員の間でオープンなコミュニケーションが行われると、従業員は自分の意見やアイデアを発信しやすくなります。また従業員の意見や声を積極的に収集することも重要。これにより、従業員は経営層を信頼しやすくなります。

さらに、従業員同士の間での情報共有も促進され、認識のズレによる誤解も減少。組織全体が一体となり、共通の目標に向かって協力し合うことができるようになります。

このように組織全体が共通の目標に向かって協力し合うことで、ブランドの成功に向けた取り組みがより効果的に進行し、顧客の信頼感も高まります。

 

全従業員参加型の取り組みとする

全従業員がブランドの文化を共有し、異なる部門や階層からの様々な視点やアイデアを取り入れることで、より豊かで創造的なブランディング戦略が生まれます。そこで、全従業員が参加して自分のアイデアや視点を積極的に提供できる環境を整えましょう。従業員が自分のアイデンティティや価値観をブランドに反映させることができれば、組織のブランドに対する共感と自身のモチベーションが向上します。その結果、組織全体が一丸となってブランディング戦略を実践し、組織の目標達成に向けて協力することができるでしょう。

 

 インナーブランディングの進め方

Step1:経営層のコミットメント

ブランド形成において、経営層のリーダーシップは不可欠。経営層自身が率先してブランド理念やビジョンを体現し、組織全体に推進していくことで、初めてインナーブランディングを成功へと導くことができます。

経営層は組織のビジョンや理念を明確に伝え、従業員にモデルとなる行動を取りましょう。

経営層自身がブランドを体現することで、従業員はブランドの目標や方向性を理解しやすくなり、目標達成に向けて一丸となって取り組むことができます。

 

Step2:従業員への浸透

ブランドの共通認識を構築するために、以下のような方法で従業員にブランドイメージを浸透させていきましょう。

ブランドへの理解を深めるための研修・教育

組織全体が同じ方向に向かって進むためには、ブランドを体現する行動指針を策定し、経営理念やビジョン、ブランドストーリーなどを学ぶ研修を実施することが重要です。これにより、自身の役割とブランドとの関係を理解し、共通認識を形成して浸透させることができます。

経営層と従業員のコミュニケーションの活性化

従業員が企業理念やビジョンを理解するためには、経営層とのコミュニケーションが不可欠です。経営層は、下記のようなオープンなコミュニケーション施策を実施し、ブランディングに関する情報を積極的に共有しましょう。

・社内報や社内ポータルでブランドストーリー、社長メッセージを定期的に発信する
・経営層と現場が対話する機会を設けて相互理解を深める
・社内ランチ、従業員ブログの公開など、従業員同士の交流を促進するイベントや制度を導入する
・匿名アンケート、オープンなコミュニケーションツールなど、意見交換や提案がしやすい環境を整備する

 

Step3:効果測定と改善

従業員への教育やトレーニングを実施したら、定期的に下記のようなインナーブランディング活動の効果測定を行い、必要に応じてやり方を改善させていきましょう。

・従業員満足度調査を実施する
・ブランド理解度や行動指針の実践度を測定する
・顧客満足度や売上などの指標と関連性を分析する

また従業員の能力向上をサポートすることも必要です。具体的には、インナーブランディングを評価制度に反映させることで、従業員のモチベーションを高めることができます。さらに、ブランドを体現する人材育成制度を構築し、従業員がブランドの価値観やメッセージを実践できる環境を整えましょう。これにより組織全体が一体となり、ブランドの成長と発展を支援する体制が構築されます。

 

オフィスはブランド体験ができる場所

リリカラ株式会社日比谷オフィス
リリカラ株式会社 日比谷オフィス

インナーブランディングを強化するうえで、従業員がブランドを理解することは不可欠です。ブランド理解を深める方法は様々ありますが、その中でも実際にブランドを体験することは、ブランドの世界観を肌で感じることができる貴重な機会となるでしょう。

ブランド体験の提供には、オフィス環境をブランドに合わせて構築することが効果的です。オフィスは従業員がブランドを直接感じる場所であり、ブランドを具現化したオフィス空間は従業員に強い印象を与えます。その結果、従業員はブランドに対する愛着や誇りを高め、仕事に対するモチベーションも向上します。

また、ブランドイメージに合致したオフィスは、求職者に企業の魅力を効果的に伝え、優秀な人材の採用が有利に。このようにオフィス環境は、従業員だけでなく、外部からも企業の価値観や魅力を明確に伝える重要な役割を果たします。

リリカラ株式会社 日比谷オフィス詳細
<環境や社会に貢献する循環型オフィス>リリカラ株式会社スペースソリューション事業部は2023年10月東京オフィスを移転しました ~廃棄ゼロを追求したサステナブルなオフィスづくり~

 

ブランドイメージを反映させたオフィス事例

ここではリリカラが担当した、ブランドイメージを反映させたオフィス事例をご紹介いたします。

鈴茂器工株式会社様

鈴茂器工株式会社様オフィス

寿司ロボットのリーディングカンパニーである、鈴茂器工様のオフィスは、お米から着想を得た【水の流れ】をコンセプトにデザインしました。食物が良く育つためには豊かな水源が必要であることから誕生したこのコンセプトには、「実り豊かなオフィス環境になるように」という想いが込められています。

このコンセプトを体現するため、水の波紋をイメージした円形モチーフの造作家具を10台製作。白を基調としながらもブルー系の内装材がアクセントとなる爽やかな印象のオフィスが完成しました。

鈴茂器工株式会社様 オフィス詳細
鈴茂器工株式会社 

関連コラム
【デザイナーインタビュー】ブランド力の高いオフィスを創り上げる方法とは?(鈴茂器工株式会社様)

 

サッポロビール株式会社

サッポロビール株式会社様

ビール・発砲酒などの製造販売を行っているサッポロビール株式会社様のオフィスは、【コク】のあるワークスタイルをコンセプトにデザイン。ビールの【コク】が甘味や苦み、酸味など様々な要素が複雑に絡み合うように、「様々な人が、様々な場所で、様々な形でつながる豊かで新たな価値を創造する場」を目指しました。

注目すべきはブランドを理解してもらう場であるプレゼンテーションルーム。壁面のレンガが落ち着いた印象を醸し出す室内には、ビールの試飲が可能なカウンターを用意。ブランドの魅力を実際に体験できるようにしました。

サッポロビール株式会社様 オフィス詳細
サッポロビール株式会社 

 

まとめ

インナーブランディングは、組織力や個々の能力、そして企業価値を強化するための重要なブランディング手法です。そして従業員が実際にブランドを体感することで、ブランドの理念に共感し、強い関心と誇りを持つようになります。

ブランドを反映させたオフィス構築は、単にインナーブランディングを強化するだけでなく、従業員のエンゲージメントの向上、企業文化の醸成、採用活動の強化、生産性の向上など、様々な効果が期待できます。

また東京日比谷にある弊社リリカラのオフィスは、ビルの選定からオフィスデザインまで、一からボトムアップで創り上げました。随時開催しているオフィス見学では、実際にリリカラのノウハウが詰まったオフィス空間をご覧いただくことができます。
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