2023年秋、リリカラ変わります!スペースソリューション事業部移転プロジェクト03~アートウォール編~- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

2023年秋、リリカラ変わります!スペースソリューション事業部移転プロジェクト03~アートウォール編~

2023年秋、リリカラ変わります!スペースソリューション事業部移転プロジェクト03~アートウォール編~

リリカラ株式会社 スペースソリューション事業部は「より豊かでポジティブに働ける未来社会の実現」をミッションに掲げ、事業発足以来55年、常に社会のトレンドやお客様のニーズを的確に捉え、活動してきました。そして今年2023年秋、私たちは新たなステージへと進むため、働く場を移し自らのオフィスと働き方を改めてデザインすることにいたしました!

10月16日に新オフィスが無事完成し、社員は気持ちを新たに業務をスタートさせました。こちらのコラムでは、プロジェクト発足からオフィス完成に至るまでの歩みを、複数回にわたりレポートします。
今回は、新オフィスのシンボルであるアートウォールについてレポートします。このアートウォールは社員みずからの発想をカタチにし、社員もペイントに参加して作り上げた作品です。アートに込められた想いや完成までのプロセスをご紹介いたしますので、 ぜひご一読ください。

アートウォール導入の背景

新オフィスの大きな特徴の一つになっている、アートウォール。このアートウォールをオフィスに取り入れたのには、「社員が行きたいと思える魅力的なオフィスを創りたい」という強い想いが背景にあります。

アートには見るだけでストレス軽減・創造性やコミュニケーションをアップさせる効果があります。リモートワークという選択肢があるなかで、オフィスで働くことの魅力を高めて、社員のエンゲージメント向上、さらにオフィスへ誇りや愛着を持ってもらう仕掛けとして導入を決断しました。

 

アーティストの紹介

アートを依頼したアーティストのGravityfree(グラビティフリー)。djow(デジョー)さんと8g(エイジ)さん

今回リリカラがアートを依頼したアーティストはGravityfree(グラビティフリー)。djow(デジョー)さんと8g(エイジ)さんから成る2人組のアーティストで、FUJI ROCK FESTIVALをはじめとした野外フェスで活動するなど、日本のウォールアート界を牽引されてこられた方々です。

様々なアーティストの中でも、ポップで前向きな気持ちになれる画風がリリカラ社員に支持され、今回アートを依頼することになりました。

 

ワークショップを開催

実際にアートを描く前に、「リリカラはどういう会社で、どのような想いを表現してほしいか」をGravityfreeに共有するワークショップを、アートの依頼元であるNOMALさん にて開催していただきました。

このワークショップでは、用意された趣向が異なる50枚の絵画作品が描かれたカード の中から、将来のリリカラのあるべき姿を表現しているカードを選び、その姿を言語化するというもの。役職や年代の異なる社員20名前後が集まってチームを組み、普段は言いづらいことも自由に発言。 未来のリリカラ像を以下の5つのステップを経て徐々にカタチにしていきました。

Step1:アートを使って自己紹介 

リリカラの理想像を考える前に、まず社員一人ひとりが自分の価値観や美意識を見つめ直すことからスタートしました。

ここでは一人ひとり50枚のカードの中から、好きなカードと嫌いなカードを1枚ずつチョイス。そのカードを選んだ理由を自身のパーソナリティと絡めて説明しました。

明るい色のカードを好きなカードとして選び、嫌いなカードとして暗い色やあいまいな色のカードを選ぶ社員が多い印象でしたが、選んだカードは皆バラバラ。
直観でカードを選び、選んだ理由を後から考えることで、これまで気づかなかった自分を発見できたり、自分のことをより深く知ることができたようです。それと同時に他の社員が選択したカードの説明を聞くことで、それぞれの美意識や個性を理解し受け入れることができました。

Step2:今の自分を表現

次に、今の自分を表していると感じるカードを枚数制限なくチョイス。趣味・仕事・価値観など、他の社員が知らないような自分を意識的に表現していきました。「上昇志向を持ちたい」「活動的になり出会いが増えてきた」「もっと仕事を頑張っていきたい」といったポジティブな自分を表現している社員がいる一方、「将来が不安だ」「仕事で悩んでいる」「最近だらけてしまっている」など、ネガティブな感情を吐露する社員も。ありのままの自分を素直に表現していたのが印象的でした。

Step3:今のリリカラを表現

ステップ3では 、多様な個性が集まるリリカラという会社には、どのような個性があるかを探っていきました。一人ずつリリカラらしいカードを選んでいき、皆でリリカラの好きなところ嫌いなところを思うままに発表していきました。

その中で挙がったポジティブな意見として、「明るく温厚で、誰にでも優しく手を差し伸べてくれる人が多い」「社員同士の仲が良く、仕事にもやりがいを感じている人が多い」など、リリカラ社員の人柄を誇る意見が多く挙がりました。

一方で、色がない絵や囚われている絵、孤独な絵をピックアップしたチームも。「保守的・傍観者になっている人が多く、オフィスに特徴がない」「新しいことに積極的に挑戦しているが、まとまりがなく全体像が見えにくい」「一人ひとりの動きが目立つ一方で、人との繋がりが少なくチームとしての連携が弱い」「何を目指しているのかがわかりにくく、今後の方向性が見えていない」など。ネガティブな意見の多くは、社員同士のつながりの希薄さ、閉鎖的な環境を指摘する声でした。しかし、今は変革の真っただ中であるため、明るい未来はすぐそこまで来ているということが全チームの共通認識でした。

Step4:10年後の理想の自分を表現

ステップ4では、10年後の理想の自分を表現。現状維持させたいこと、これから変えていきたいことを中心に発表していきました。「まだまだ現役でいたい」というベテラン社員の声、「自立して自分が教えてもらったことを後輩に教えたい」という若手社員の声。他にも「初心を忘れない」「仕事とプライベートを両立させたい」など。また今の自分が選ばない絵をあえて並べて、自身の成長を願う社員もいました。

Step5:10年後の理想のリリカラを表現

最後に、10年後の理想の自分が働いていたいと思える、理想のリリカラの姿を表すカードを選択。人間的な繋がりが表現されている絵、カラフルであったかい絵、個性的な絵、近未来的な絵、細い木の幹が立派な木の枝になっている絵などがピックアップされました。

これらの絵に込められたのは、以下のような想いでした。

  • 10年後はこれまで繋がりのなかった人や組織が繋がり、繋がりから生まれる温かさを出したい
  • 大きな目標を掲げて、それを達成するために皆で連携し成長したい
  • リリカラがオフィス業界の中心に立ち、業界の今後を変えていきたい。そのために、新しいものをどんどん取り入れて常に変化していきたい
  • 会社やメンバーの温かさや個性を失わないようにしたい
  • 今までにないオフィスを創ることで日常に楽しみや喜びを感じながら、自分らしく働いて輝きたい

どのチームも共通していたのは、「人との繋がりを求めていきたい」「新しいことへチャレンジしたい」ということ。このワークショップを通して、リリカラが目指す理想のオフィス像が浮き彫りになりました。

 

社員の想いが反映されたデザイン

そしてこのワークショップで出た意見を元に、Gravityfreeのお2人が デザインを考えてくださいました。

ワークショップでの社員の真摯な姿勢、そして出てきた「繋がり」「円」「柔らかさ」「変化」というキーワード。またサステナブル素材を厳選して使用しているオフィス空間であることから、「自然への敬意」「循環」というキーワードもアートのモチーフとなりました。Gravityfreeが大切にされてきた循環や繋がりを感じさせるモチーフをベースに、リリカラのオリジナルの要素を詰め込んでいただきました。

  • どんな天気でも繋がり、巡っていく循環
  • 完全変体をする蝶々は、変化や成⻑への象徴
  • ⼤⼩様々な個性を持つ円がふれあい、影響しあって世界が構築されていく
  • 家から出て新しい1⽇を始める⼈ その道の上には様々な⼈が繋がりを持って歩いている
  • リリカラの伝統や歴史を象徴する百合のモチーフ

多様なモチーフを盛り込むことで、見るたびに違った「循環」や「繋がり」を発見できます。他者を受け入れて繋がりを構築する意欲が湧く、そんなデザインとなりました。

社員とアーティストの手でアートが完成!

オフィスに社員皆の想いを形として残すために、社員もアートのペインティングに参加。

皆が筆を取って、下書きが描かれたキャンバスに色を塗り足していきました。

世代や部門の異なる社員同士がお互いを思いやりながら、真剣に完成度を追求する姿に、与えられたタスクに完璧に応えようとするリリカラ社員のポリシーが現れていたように思います。

その社員たちの手によって白いキャンパスが次第に色づく様子に、新たなリリカラの歴史が始まることへの感慨と期待の熱が湧き上がりました。



まとめ

社員とGravityfreeの共同作業により、ここにしかない唯一無二のアートが誕生しました。
このアートがリリカラのオフィスの新たなシンボルとなり、社員や訪れる人々にさまざまな発見や感動を与えてくれることを願っています。

次回は、 オフィス移転を機に新たに取り組み始めた、社員同士のコミュニケーションを高める施策についてご紹介いたします!

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