【職種別】ABWの導入で働き方はどう変わる?リリカラ社員のリアルな一日をご紹介!- コラム|オフィスデザイン・内装レイアウト設計、移転ならリリカラ株式会社

コラム

【職種別】ABWの導入で働き方はどう変わる?リリカラ社員のリアルな一日をご紹介!

【職種別】ABWの導入で働き方はどう変わる?リリカラ社員のリアルな一日をご紹介!

少子高齢化に伴う人手不足の問題を解消するため、国は働き方改革で「魅力的な職場づくり」を推進する取り組みを行っています。今話題になっている2024年の建設業の残業時間の上限適用もその内の一つです。これに伴い、企業も職場の魅力を高めるような施策を実施することがますます求められています。

今回のコラムのテーマであるABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)は、仕事の内容に合わせて、最適な時と場所で働くスタイルを指し、魅力的な職場にするための方法として注目されています。

このコラムでは、ABWを導入しているリリカラ社員の1日の働き方を、部門ごとにご紹介します。ABWの導入で自分の働き方がどのように変化するのかイメージしやすくなるとともに、自社の従業員の働き方にABWが適しているかを検討する際にも役立ちます。

さらに、ABWの効果を発揮させるポイントも解説しているので、導入を検討している方や、効率の良い働き方を実現したいという方は、ぜひ参考にしてください。

 

ABWとは

ABWのイメージ

ABWとは、ワーカーがその日の業務内容や目的に応じて、自身で働く場所や時間を選べるワークスタイルの略称です。個人作業、チーム作業、ミーティングなど、業務には様々な形態があり、作業環境も人それぞれです。
ABWでは、柔軟性を重視し、最適な場所や時間を選べるように多様なワークスペースが提供されます。ABWが注目される背景には、コロナ禍における出社制限があり、これまでリモートワークを試していなかった企業もリモートワークを経験したことで、場所に縛られない柔軟な働き方を求める声が増えたことが挙げられます。

リリカラも以前は固定席+フリーアドレス席のオフィスでしたが、2023年10月にオープンした新オフィスではABW(一部グループアドレス)を採用しています。

ABWの詳しい解説はこちら
● 働き方のトレンドABWとは?メリットや導入手順を徹底解説

 

なぜリリカラはABWを採用したか

以前のオフィスでは、事務職は固定席、営業職はフリーアドレス制を採用していたリリカラ。しかし固定席の社員からは「基本的に自席ですべての業務をすることになっていて窮屈」「固定席が固まっているので周りの会話が聞こえてきて集中できない」「いつも周りが同じメンバーで刺激が少ない」 という声が、フリーアドレス席の社員からは「席のバリエーションが少なく、フリーアドレス機能が弱い」という声が挙がっていました。
そして全体の意見として、「固定席があることで部門が固まり、部門の垣根を越えたコミュニケーションが創出されにくい」「出社へのモチベーションを保ちづらい」という課題がありました。

これらの課題を解決するために、新オフィスでは固定席を廃止し、多様な席を用意することでABWの機能を高め、誰もが自由で生き生きとした働き方ができるオフィスを目指しました。

 

リリカラのオフィス紹介

リリカラのオフィスでは、働き方のシチュエーションに合った4つのワークエリアを用意。ワンフロアに18種類の席・5つの個室会議室があります。ここではそれぞれのエリアの役割や特徴をご紹介します。

アクティブエリア

アクティブエリア

アクティブエリアは社員がメインで作業するエリアです。中央には、デザインコンセプトである「+1℃」を表現した席 があり、その周りには上下昇降デスクやハイカウンター席など、計12種類の席が配置されています。

窓辺にはベンチが設置されており、眺望を楽しみながら、リラックスした状態で作業に取り組むことができます。

 

集中エリア

オフィス集中

作業に集中したいという社員に向けたエリアです。このエリアでは会話禁止というルールを設けているため、静かな環境で作業することができます。

リリカラの集中エリアは、視覚・聴覚・嗅覚に作用する仕掛けを用意しているのが特徴。これらの仕掛けで、時間の流れや四季を再現し、自然環境に近い状態をつくり出します。
身体にとって心地良い仕掛けは社員の自律神経が整い、個々の能力を最大限に引き出します。

【視覚】国産天然木材に囲まれた空間・人のサーカディアンリズム※に合わせて色温度 が変わる照明の採用。※約24時間周期で繰り返される生体リズム
【聴覚】白神山地などの日本の森の原音を流す。
【嗅覚】天然成分100%のアロマをエリアに散布。空気浄化効果のあるトドマツの香りや、リラックス効果のあるラベンダーなど、様々な香りを3ヶ月ごとに変更。

ちなみにこの空間は、リリカラのサステナブルプロジェクトのパートナーシップチームの企画から生まれました。

サステナブルプロジェクトのご紹介はこちら
● 【サステナブログ vol.1】環境に配慮したオフィス環境と仕組みづくり

 

グループアドレスエリア

グループアドレス

リリカラではチーム作業の多い管理部門のみ、グループアドレスを採用しています。グループアドレスは、チームのメンバーと近くで作業することができるため、フリーアドレスよりもチーム内のコミュニケーションが活発になり、連帯感が生まれやすくなります。

 

ミーティングエリア

オフィスミーティング

部門の垣根を越えて、スピーディーかつフレキシブルにミーティングができるエリアです。あえて壁を設けないことで社員同士のコミュニケーションの活性化を促し、「熱」を生み出します。

 

【職種別】ABW導入後の一日のスケジュール

では、ABWの導入で働き方はどのように変わっていくのでしょうか?
ここでは、リリカラの営業部・デザイン部・管理部にフォーカスを当て、それぞれの職種のとある一日のスケジュールをご紹介します。

営業部

営業職の一日のスケジュール凡例:オレンジ→プライベート 青→作業時間 グレー→移動・ランチタイム

営業職は、外回りが多く、オフィスにいる時間が限られています。ABWの導入によって、自宅やコワーキングスペース、カフェなど、移動しやすい場所で仕事をすることができます。これにより、移動時間や交通費を削減でき、プライベートの時間も確保しやすくなりました。

デザイン部

クリエイティブ職の一日のスケジュールデザイナー職は、クリエイティブな作業やお など、さまざまな業務をこなすため、集中力が コミュニケーションがしやすい環境が求められます。集中スペースやミーティングスペース、プレゼン練習ができる会議室など、さまざまな作業内容や目的に合うスペースを用意することで、個人のパフォーマンス をより高めることができます。

 

管理部

事務職の一日のスケジュール事務職である管理部門は、デスクワークが中心のため、一日を通して快適に作業ができる環境が求められます。上司やメンバーと確認をとりながらの作業は、 グループアドレスエリアで。書類の仕分け作業や集中しての資料作成は 、ハイカウンター席や窓辺の席で。その時の気分に合わせて好きな席に自由に移動することで、気分転換となり集中力を切らさずに作業することができます。 

 

ABWを促進するためのポイント

ABWを促進するためのポイントのイメージ

多様な働く場を用意

ABWを導入するには、オフィスにさまざまなワークスペースを用意する必要があります。

作業内容や気分に合わせて、集中できる場所、コラボレーションできる場所、休憩できる場所など、さまざまなワークスペースを選べると便利です。このような多様なワークスペースを用意することで、従業員は自分の作業内容や気分に合わせて、最適な場所で仕事ができるようになります。

 

位置情報ツール・モバイルバッテリーの活用

ABWでは、オフィス内の席を毎日自由に選ぶことができます。そこで誰がどこにいるのかを確認できるように、ワークスペースの利用状況を見える化しましょう。リリカラでは、 EXOffice(エックスオフィス)というツールを導入し、活用しています。PCやスマートフォンから社員の位置情報を確認できるほか、席も毎日エックスオフィスで予約。前日と同じ席は予約できないような設定もあるため、席の固定席化を防ぐことも可能です。これにより、社員一人ひとりが自由に働くことができる環境を整えることができています。

さらに、ワーカーの行動を分析することで、より効率的なレイアウトを検討することもできます。

またコンセントがない場所でも働けるように、モバイルバッテリーの導入を検討することもおすすめです。
リリカラでは、OC Portable batteryを活用しています。下記のコラムで使用した感想を詳しくレビューしているので、ぜひご参考ください。

モバイルバッテリーのご紹介はこちら
● 【体験談】ABWの電源不足を解消!モバイルバッテリー「OC Portable battery」の魅力とは?リリカラ社員が徹底レビュー!

ルールの整備・周知

誰もが自由で気持ちよく働けるように、ルールやマナーを明確にすることも大切です。例えば、飲食・騒音・整理整頓(デスクのクリーン化・モバイルロッカーの使用等)、個人情報の取り扱い(書類破棄のルール・覗き見防止対策等)に関するルール が挙げられます。

リリカラでは、集中エリアでは会話禁止、前日と同じ席に座らない、匂いが出る食べ物はリフレッシュルームで食べるといったルールを設けています 。

また、従業員の意見を積極的に収集して、運用を改善することも大切です。アンケートを通じて、従業員の意見を収集し、その意見を反映することで、従業員の満足度を高めることができます。

 

まとめ

オフィス内に多様な席を用意し、自宅やコワーキングスペースなど、働く場所を自由に選べるようにすることで、社員一人ひとりが、自分の仕事内容や気分に合わせて、最適な環境で仕事が できるようになりました。これにより、社員同士のコミュニケーションが活発になり、社員の満足度や生産性・エンゲージメントの向上が期待できます。

ABWは、働き方改革やニューノーマルな働き方に対応するために、多くの企業で導入が進んでいます。ぜひ今回のコラムを参考にABWの導入を検討してみてください。
またリリカラではオフィスツアーを開催しています。ご興味のある方はお気軽にお問合せください!

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