オフィスの内装工事には、建築工事や空調工事、電話・LAN工事など多くの種類があります。
ではどのように工事を進めていけば、働きやすいオフィススペースにできるのでしょうか。こちらの記事では内装工事にかかる費用の相場や工事の進め方、工事業者の選び方やスペース別のポイントを詳しく解説していきます。
リリカラが行った内装工事の事例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

リリカラが手掛けた最新のオフィスデザインをご紹介。これからのオフィスのヒントが得られる一冊です。
【掲載企業例】
エプソン販売株式会社、株式会社カプコン、ミネベアミツミ株式会社 など
目次
オフィス内装工事の定義と目的
オフィスの内装工事とは、オフィスの壁や床、天井や設備などを改修したり一新するための工事です。パーテーション施工やクロス工事から始まり、電源などを床下に収納する工事、防音性や空調効率を上げる天井工事、そして従業員が快適に仕事をできるようにするための空調設備工事などが主な工事です。
オフィスの内装工事は、最新設備導入による仕事の効率化、従業員の動線に考慮したレイアウト変更、集中して仕事ができるワークスペースの確保など、より働きやすい環境を実現するために行います。「どのようなオフィスにしたいのか」といった目的やコンセプトの設定がポイントです。
オフィス内装工事の費用相場
ではオフィスの内装工事には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。こちらでは全体工事と部分工事とに分けて解説していきます。
全体工事の場合
オフィスの内装すべてを作り直す全体工事では、レイアウトやデザインを一から設計します。自由度が高く様々な試みができる一方で、費用や工数は高くなりがちです。
全体工事の費用相場は、坪単価で10~30万円といわれています。
100坪のオフィスの場合には、1,000万~3,000万円が相場です。
とくにオフィスイメージを一新したい場合や、内部の老朽化が激しい場合には、全体的な内装工事が適しています。なおこちらの費用には、什器やデスクなどのオフィス家具は含まれていません。内装工事に合わせて家具やオフィス機器の買い替えを検討している場合には、別途費用がかかります。
また工事内容によっては、工事期間中に別の場所で仕事をする必要が出てくるため、別途オフィスを借りる費用が発生する点にも気を付けましょう。
部分工事の場合
特定の場所を新しくしたい場合には、部分工事が適しています。例えば従業員の生産性アップのためにリフレッシュスペースを新設する、フリーアドレスやABW実現のために執務スペースを改修する、企業イメージアップのために受付を改装するといった、目的がはっきりした工事であることが一般的です。
部分工事の費用相場は、坪単価10万円前後です。全体工事よりも坪単価はやや割高になる傾向があり、工事エリアの機能によっても工期や費用相場が変動します。
とはいえトータルの費用は全体工事に比べて抑えられるため、予算の範囲が限られている場合には有効な選択肢といえます。

グレード・機能性の違い
使用する部材のグレードや、機能性の違いによっても費用の相場は変動します。とくにデザイン性を重視すると、内容によっては高額になりやすいので、十分な資金計画を立てておくべきでしょう。
例えば壁を立てるためのパーテーションでは、アルミ製にすると費用をおさえられる一方で機能性が低下します。スチール製は防音性に優れて頑丈ですが、アルミ製よりも高価です。ガラス製のパーテーションは意匠性やデザイン性が高いですが、その分コストは他の2種類よりもかかります。
\まずは無料でプロに相談!/
オフィス内装工事の種類
オフィス内装工事には、主に6つの種類があります。こちらでは工事別の内容について解説していきます。
建築工事
建築工事とは壁や床、天井といったオフィスの内装にかかわる工事を指します。また工事期間中のみ設置される、一時的な足場や養生といった仮設工事も含まれます。間仕切り(パーテーション)工事や造作工事も、建築工事の一つです。
壁工事はエントランスの演出や個室の設置などを、間仕切り工事などと併せて行います。床工事では、フロアタイルやタイルカーペットなど、様々な種類を目的に応じて使い分けます。天井工事では在来天井やシステム天井、スケルトン天井などへ変更も可能です。
電気工事
電気工事は、照明やコンセント増設、配線や漏電・分電盤など電気設備に関する工事をいいます。電気工事は従業員の増員やレイアウト変更に必須で、オフィスで従業員が安全に仕事を出来るよう、人数に応じた電源や明るい照明に変更することがポイントです。
空調・衛生工事
空調・衛生工事には、空調と換気に関する空調設備工事と、給湯や給排水に関わる衛生設備工事の2種類があり、快適なオフィス環境を維持するために欠かせない工事です。
空調設備工事はオフィス内の温度や湿度を調節する目的があり、エアコンや換気などの空調設備、ダクト工事や排煙・配管設備などの工事を指します。
衛生設備工事はトイレの改修・新設のほか、洗面台や給湯設備のための水道管の交換・修理、飲料水供給のための浄水器の設置工事などが含まれます。
とくにオフィス内の快適な温度・湿度の維持は、従業員の健康や生産性の向上に大きく影響するので、手を抜けない箇所でもあります。
防災設備工事
防災設備工事とは、火災や災害時に人命や建物を守るために行われる工事。具体的には、煙感知器・火災報知機の設置やスプリンクラー・消火器など消火設備の設置、誘導灯・非常放送設備の設置工事などです。
防災設備工事で設置される様々な防災機器は、消防法・建築基準法に基づいて設置が義務付けられています。防災機器によって設置基準が変わってくるため、事前に確認が必要です。
必ず管轄の消防署や専門業者に相談し、必要な届出や手続きについて確認するようにしてください。これにより、スムーズな工事と安全なオフィス環境の確保につながります。 (※新たに個室を作る場合などは消防法上の届け出が必要になることが多いです。法令が絡むので、防災設備工事が発生しそうな場合は必ず相談&届出提出します。)
防犯工事
オフィスの防犯工事は、監視(防犯)カメラシステムや入退室管理システム、侵入警報の導入などの防犯設備に関する工事です。顔認証やカードキーの他、スマートフォン認証で不審者の侵入を防ぐセキュリティ錠設置工事も含まれます。
これらの工事は、会社の機密情報や顧客情報の漏洩を防ぐ上で重要です。顧客や従業員の安全を確保するためにはもちろんのこと、企業としての信頼性構築のために欠かせない工事と考えてください。
電話・LAN工事
電話・LAN工事は、オフィス内の通信設備やネットワークインフラのための設備工事です。
電話工事は、オフィス内の配線工事やIP電話の設置・設定工事のことを指します。そしてLAN工事はハブやルーターなどのネットワーク機器の設置、通信ケーブルの配線工事などにより、有線または無線のLAN環境を構築する工事です。
使用する通信機器によって、必要な工事や配線が異なるので、事前にどのような工事になるかを計画段階でまとめておくといいでしょう。
オフィス内装工事の流れ・進め方
ではオフィス内装工事は、どのような流れで進めていけばいいのでしょうか。
コンセプト・目的の決定
オフィスの内装工事を行う場合には、コンセプトや目的をはっきりさせる必要があります。まずは現状のオフィスの問題点や改善点を洗い出し、工事の目的を明確にします。次に企業としての方向性を考慮したうえで、コンセプトを決定。
コンセプトが決まれば、空間デザインをイメージしやすく、什器の選定にも取り掛かれます。これによって後の予算決定や工事スケジュールがより具体的にできます。
目的がいくつもあるときには、優先順位をつけることでその後の計画がしやすくなります。また社内で目的を共有することで、企業全体で同じ方向に向かえるので作業がすすめやすくもなるはずです。
業者の選定
工事の目的やコンセプトが決まったら、業者の選定に入ります。オフィスの内装工事は、デザイン設計と施工の二本柱から成ります。この2つを一括で依頼するか、それぞれ分けて依頼するかで選ぶ業者が変わってきます。
業者選定の際には、提示したコンセプトに即しているか、予算内に収まりそうかなど、総合的に判断して決めていきましょう。
また安全管理の面で信頼できるかや施工の品質、法令を遵守しているかも業者選定のポイントです。以下で詳しく業者の選び方を解説するので、参考にしてください。
デザイン設計
選定した業者に工事の目的や内容を伝えて、デザイン・レイアウト・内装イメージの図面化を依頼します。通常、設計図の作成には最低でも数回の打ち合わせが必要です。業者からの提案内容を確認したり、設計者と相談したりしながら設計図を完成させていきます。
その際、建物によって工事可能な範囲が異なるので、ビルの管理会社などに事前に工事可能な範囲を確認するようにしましょう。
見積・契約
設計図が完成したら、業者に見積書の作成を依頼してください。同時にかかる工期や工事内容、アフターフォローや保証の有無などを確認し、予算内で目的の工事ができるのか判断します。
予算をオーバーしてしまう場合には、優先順位をつけたうえで工事の要不要を決めていきます。
内容にとくに問題なければ、業者と契約を結びます。どうしても条件が合わない場合には、業者の再選定が必要です。
施工スケジュール・工事着工
契約した業者と打ち合わせしながら、施工スケジュールを立てていきます。このときスケジュールの確保や工事遅延への対応を考慮し、通常業務に影響が及ばないよう余裕を持ったスケジュールにしてください。
同時に従業員への告知や、場合によってはオフィスの一時移転に伴う社外への告知も必要に。とくにこれまで通りにオフィスが使えなくなるときには、どのような対応にするべきか具体的に決め、早めに手配・連絡するようにしましょう。
着工後は、工事の進み具合や予定通りに工事が行われているかについて、自社でも定期的に確認するようにしてください。

引き渡し
内装工事完了後は、通常竣工検査があります。竣工検査では設計図面や仕様書の通りに施工されているか、不具合がないかなどを施主が確認します。
検査結果に問題がなければ引き渡しとなり、検査で不具合が見つかったときには手直し工事となり、再度竣工検査が行われます。
内装工事の費用を抑えるポイント
内装工事の費用を抑えるには、次の6つのポイントがあります。
現状の設備や什器を活用する
内装工事の費用を抑えるには、既存オフィスで使っている設備や什器を活用するという方法があります。また新規オフィスを改修する場合には、前に入居していた企業の設備を利用する、居抜き物件を選ぶという方法も検討してください。
例えば、更衣室や倉庫などのスペースは既存の什器や家具を使いつつ、受付や応接室といった来客エリアにのみ新規で什器を購入するなど、メリハリをつけて採用するとコスト削減につなげられるでしょう。
シンプルなデザイン・素材を選ぶ
シンプルなデザインや素材を選ぶと、工事費用を抑えられます。工事で使用する内装材には、様々なグレードや機能など種類があります。工事するエリアによって、使用する素材のグレードや機能を変えることで、コスト削減ができるという訳です。
来客が多いエリアでは見た目の美しさを重視した高品質な素材を使用し、バックヤードなど来客の目に触れないエリアでは、機能性を重視した比較的低価格な素材を選ぶといった工夫により、コスト削減が期待できます。
レイアウト変更を最小限に抑える
オフィス内装工事の費用を抑えるには、レイアウト変更を最小限に抑えるのが効果的。工事を行う目的を明確にし、極力レイアウトを変更しない方向で目的を達成できないか検討しましょう。
その際にはデザイン設計会社にどういった目的で何が重要な点かを説明して、トータルで費用を抑えられるレイアウトを提案してもらうのもおすすめです。
一括発注でコストを抑える
デザイン設計から図面作成、実際の施工まで一括で発注できる業者を選ぶと、工事にかかる費用を抑えられます。それぞれの工程や工事に関して別の業者に一つずつ発注するとなると、コストが高くなりがち。それを一括発注にすると依頼する工事が多いほど、金額の融通もききやすくなります。
また予算調整が必要な場合でも、トータルコストを抑えるためのデザイン変更や工事への反映もスムーズにいきます。
一括発注のメリットは、費用の面だけではありません。窓口が一つなのでスケジュール調整がやりやすく、デザインと施工のずれが生じにくいのも利点です。
工事時期を工夫する
工事費用を抑えるために、工事時期を工夫するという方法があります。業者が比較的暇な時期や閑散期に依頼することで、コストを削減できる可能性が。
業者によって繁忙期が異なる可能性があるので、事前に時期を確認したうえで、比較的暇な時期を選んで依頼するようにしましょう。
補助金・助成金を活用する
国や自治体が実施している補助金・助成金の情報を事前にチェックし、使えるものがあれば積極的に活用していきましょう。
例えば障害者雇用促進のためのバリアフリー改修や、設備投資による生産性向上を目的とする工事がこれに当たります。
他にも耐震補強工事やエコ対応工事、LED化工事を対象とした補助金もあります。使用する材料や設備が指定されている場合もあるので、どのような工事が対象となるか調べたうえで、補助金・助成金を使った改修計画を進めていきましょう。
内装業者の選び方
オフィス内装工事を依頼する業者を選ぶ際には、次のようなポイントをおさえて選ぶといいでしょう。
施工例・実績
工事業者を選ぶときには、施工例や実績が豊富な業者を選ぶといいです。このような業者は、様々な施主のリクエストに柔軟に応えられるノウハウや高い技術を持っているので、自社のニーズや目的にかなったオフィスの構築が可能です。
まずはホームページ等で過去の施工事例をチェックし、目的やイメージに合った工事を手がけたことがあるのか確認しましょう。
\ リリカラが手掛けた最新事例 /
アフターサービスの充実度
アフターサービスの充実度も、工事業者を選ぶ際のポイントになります。何か不具合があったときの窓口体制が整っているか、定期的な訪問やメンテナンスを実施しているかなどをチェックして業者を選ぶようにしましょう。
アフターサービスが充実している業者に依頼できれば、万が一のことがあっても安心。トラブル対応に時間を取られることなく、本来の業務に集中できるでしょう。
法令遵守・保証体制
オフィス内装業者を選ぶときには、法律を遵守する業者を選定してください。オフィスの内装工事をする場合には、消防法や建築基準法、オフィスが入る建物の契約内容や管理規約など、様々な法律や決まり事を守る必要があるためです。
オフィス内装工事後は、消防による立ち入り検査が実施されることがあり、問題があると指導を受けます。
施主からの希望であっても、法律に違反するような内容であれば、却下となる場合があります。代替え案や折衷案を出してくれるような業者であれば、法律の範囲内で極力希望に沿った工事を実施してくれるでしょう。
複数の業者から見積もりを取る
工事を依頼する業者を選定するときには、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。これは工事費用を抑えるためにも有効な方法です。少なくとも3社以上から見積もりを取り、工事内容と金額の内訳をよく確認してください。
相見積もりを取るときには、同じ条件、同じ工事内容で見積もりを作成するのがポイント。また予算や目的を明確に伝えたうえで、相見積もりであることを伝えた方がいいでしょう。
提出された見積もりを比較するときには、金額だけでなく実績の豊富さ、アフターサービスの有無などもチェックしてください。
オフィス内装工事のスペース別ポイント
オフィス内装工事では、スペース別に次のようなポイントがあります。
執務スペース
従業員が仕事をする執務スペースでは、生産性を高める工夫とコミュニケーションを活性化させることが一番のポイントになります。
例えばフリーアドレスでは、事前に運用ルールを策定し在席数を計測しておくといいでしょう。フリーアドレス型デスクには、十分な数のWi-Fiポイントや電源コンセントを設置して、どこからでも快適に作業する環境を整えてください。
またABWでは1人用ブースやソファ席、カフェスペースなどを作り、気分によって場所を選べるようにすると、メリハリをつけて働くことができます。
リフレッシュスペース
リフレッシュスペースの内装工事では、執務スペースとは異なる雰囲気の内装デザインにするといいでしょう。例えばカフェ風の内装にしたりグリーンを多用したりすることで、リフレッシュ効果やリラックス効果が期待できます。また空調や採光、音環境などの環境整備もポイントに。
企業によっては、グループ作業や従業員同士のコミュニケーションの場にしたいという希望があるケースも。リフレッシュスペースの目的を明確にし、使う人が気持ちを切り替え、パワーチャージできる場所にしていきましょう。
ミーティングスペース
ミーティングスペースや会議室の内装工事のポイントは、参加人数や使用目的を考慮すること。大人数が集まることが多い場合には、可動式の家具を配置してレイアウト変更が簡単にできるといいでしょう。
また来客用や機密性が高い会議用には、吸音性能がある材料を使用したり、防音ドアにするなど、防音性を考慮した設計にするのがおすすめ。
逆にオープンなミーティングスペースにしたいなら、デザイン性が高く開放感があるガラス製パーテーションを採用してみてはいかがでしょうか。
役員スペース
社長室や役員室などは、執務スペースの近くに設置することで現場とのコミュニケーションが取りやすくなります。またセキュリティを考慮したレイアウトや、場合によっては入退室システム、防犯カメラなどの設置も検討しましょう。
また取引先や顧客の来訪が多い場合には、社長室の中に自社製品をアピールするスペースを作ったり、応接セットを置けるような広さにするのもポイントです。
オフィス内装工事事例
こちらでは、リリカラが手掛けたオフィス内装工事の施工事例を紹介していきます。
ミネベアミツミ株式会社
こちらは、リリカラの運営能力を高く評価していただいた施工事例です。執務エリア20フロアと役員室1フロア分(面積26,300㎡・8,000坪)のレイアウト設計から家具選定、床のデザインやカフェ・食堂の造作家具の製作を行いました。



3拠点が1か所に集約し、M&Aによって集まった多様な人材の交流とシナジー向上を目指したいということで、このような大規模プロジェクトとなりました。
さらに従来のオフィスで使用していた家具を転用したいというご要望があり、バラバラなブランド・シリーズ・カラーの家具をすべてリスト化し、部署ごとにレイアウトしていきました。
工事にはトータル50社ほどの業者が入ったプロジェクトでしたが、9カ月ほどの期間でこのプロジェクトを完了させています。
株式会社ユニフルーティジャパン
工場事務所だったところを、最新のオフィスにリニューアルした事例です。工場特有のホコリっぽさや汚れを軽減する目的で、床を掃除しやすい塩ビタイル張りにするなど機能性を重視。
またリニューアルのタイミングでフリーアドレスが導入されることになったため、個人ブースやテーブル席など5種類の席を用意し、自由な働き方を叶えられるデザインにしました。



365日稼働している工場作業があり土日の休みや夜間を利用しての工事が不可能という中で、本来なら1カ月近くかかる工期を工夫して、半分の2週間に短縮することができました。
リリカラの機能性とスタイリッシュさを両立したデザインに加え、スケジューリング力の高さがとくに評価いただいた点です。
三菱倉庫株式会社
三菱倉庫株式会社の会議フロア改修工事は、設計から施工、家具の選定・発注に至るまで、さまざまな工夫と綿密な調整が求められたプロジェクトです。
三菱倉庫株式会社様が入居している建物は「船」がモチーフにされており、カーブのある構造や大きな丸柱が随所に配置されています。その特徴的な建築を生かし、丸柱を部屋の境界として取り入れるなど、柔軟なプランニングが行われました。



また、22室ある会議室はすべて異なるデザインで構成されており、壁紙やカーペット、テーブル、椅子に至るまで細部にこだわった仕様が採用されています。家具の発注スケジュールや工程管理を限られた納期の中でスピーディーに進めることで、計画通りに完成へと導いた事例です。
まとめ
オフィスの内装工事には様々な種類があり、全体工事と部分工事とでかかる費用の相場が異なります。内装工事の効果をより高いものにするには、最初の目的やコンセプトの決定がポイントに。過去の施工事例やアフターサービスの充実度をチェックしながら、相見積もりを取ったうえで、総合的に依頼する業者を選定していきましょう。
リリカラではデザインから施工、レイアウトや家具の調達までトータルでサポートしております。オフィスの内装工事をご検討の場合は、ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!